野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.13 No.09
2013年05月12日発行
発行:室見川の野鳥

室見川で三年連続!!
今年もイカルチドリ繁殖成功!!
室見川で今年も繁殖したイカルチドリの雌親。過眼線が殆ど黒くないので識別できます。

今年は諦めていました。ディスプレー時期の3月中旬から4月上旬に観察に行けていなかったので。でも、先週イソシギに対して追い出し行動を行った雄個体を見ていたので、今年も繁殖しているのかなとは思っていました。
 
今回何時もの繁殖場所の中洲へ行くと雌個体が水辺で餌取りをしていました。繁殖しているのではないかと思っていたので、雄と抱卵を交代して餌取りに出てきたのか、もしかしたら抱卵が失敗したのかとと色々考えていたら、警戒の鳴き声。よくよく探すと、中洲の中央部の草の疎らに生えた砂礫地の少し大きめの石の上に雄が立って鳴いていました。ん?これは巣立ち雛を見守っている状態ではありませんか。しかし、まわり双眼鏡でいくら探しても見つかりません。そうこうしていたら、雌個体が飛んで中洲の中央部の、下流方向へ。そこから草や石に隠れるように小走りで雄の方向へ。そこへ、草陰から小さいものが出てきました。巣立ち雛でした。既に幼綿羽は取れて幼羽状態でした。という事で、3年連続室見川においてイカルチドリの繁殖が確認できました。
マガモ(?)の暇も孵っていました。

室見川名物愛宕のキアシシギ音符。今年は49羽も見られています。