野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.12 No.22
2012年08月12日発行
発行:室見川の野鳥

夏鳥は帰る準備?!
シギチは順調な渡りです!
今年も高千穂の方でブッポウソウ見られました。

週末は盆前の帰省ラッシュでした。毎日メダルラッシュのオリンピックも終わります。日本中眠たい一週間だったでしょうね。
 
オリンピックを見はまることはなかったのですが、それでも気になるので…。そんな人は多かったのではないでしょうかね。それにしてもメダルが沢山。久し振りにメダルが取れた競技が多くて、それも良かったですね!
 
そんな中シギチは渡っていました。今週トウネンは今津では見つけられませんでしたが、ヒバリシギ、ウズラシギ、タカブシギ、アカアシシギなどの姿を見ることが出来ました。ムナグロだけではなく、夏羽のダイゼンを今津で見るのは2006年以来でした。
室見川のキアシシギも25羽まで増えていますし、マリノアシティの桟橋にはミユビシギの擦れた夏羽の残った50程の群れがやってきています。多分この群れは綺麗な冬羽に換羽してもっと南に渡っていくのではないかと思っています。そして9月頃から入ってくる幼羽個体が越冬するのではないかと思っているのですが、なかなか確証が掴めません。昨冬は12月にはミユビシギの姿が無く、人工島の方でしか見られなくなりました。ハヤブサがマリノアシティに居ついて、それを嫌ったのか??y本当のところは良く分かりませんが、なかなか観察しづらいので、そうそう結論は出ないと思います。
 
日曜夜にやっと「The Big Year」の映画版を見ることが出来ました。テキサスのハイランドで春の渡り時に天候急変により引き起こされる、凄い数の渡り鳥の一斉降下、「フォールアウト」のシーンをもっとじっくり見たかったのですが、結構あっさり撮られていました。一日に130種以上見られたと言って乾杯するシーンはありましたが、私はあれいるもこれもいる、あああ…凄い!!というシーンが見たかったです。

マリノアシティにミユビシギ到来。

今津では早くもアカアシシギ幼羽。

今津で見られたシギチ。左上からウズラシギ夏羽、ヒバリシギ夏羽(右上)、ダイゼン夏羽(左中)、ムナグロ夏羽(右中)、ソリハシシギ冬羽(左下)、タカブシギ夏羽(右下)。