野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.11 No.33
2011年00月09日発行
発行:室見川の野鳥

田圃にはノビタキ!
林にはコサメビタキ!
チゴハヤブサ幼鳥。

秋が進んでいます。モズが鳴き、稲刈りが進み、空には猛禽が!
 
秋晴れの三連休中です。ここぞとばかりに田圃では稲刈りが進んでいて、農耕車の邪魔にならぬよう鳥見をしなければと考えていますが、突然頭上に猛禽が飛んだりして、車を止めたりして…ダメですね!
 
今週もずっとセジロタヒバリを捜していました。この鳴き声はと、上空を飛ぶ小鳥を追って、降りた辺りの畦を覗いていくと、いましたいました。草に見え隠れする背に白い筋がはっきりと!やった!ついにセジロタヒバリゲット!あれ?眉斑がある!げっ、嘴基部が黄色い!残念ムネアカタヒバリでした。あ〜あ今年もどうもダメのようです。
 
しんな田圃にはノビタキがあふれたています。週の初めに突如数が増えたと思ったら、週中に突然姿が見えなくなり、週末には再びあふれています。渡りに波があったのか、それとも単に隠れていて見えなかったのか…よく分かりませんが、稲刈りをまつ田圃で虫を捕っている姿は飽きません。
 
既に稲刈りの終わった田圃ではハクセキレイが結構な数見られます。渡りの群れなのでしょうが第1回冬羽個体が多いのです。その中に過眼線の不明瞭なのや、殆どない個体も多く見られます。夏の間には過眼線の不明瞭な個体は殆ど見なかったのですが…。かなり気になっています。
 
稲刈りのために田圃などの水が殆どなくなり、シギチが少なくなっていますが、まだまだツルシギ、アカアシシギ、コアオアシシギ、タカブシギなどが見られています。刈田ではムナグロの群れも。
 
こんな小鳥を狙っているのか、今津の上空ではアカアシチョウゲンボウが飛び、チゴハヤブサも姿を見せています。チョウゲンボウ、ハイタカも飛んでいて、上空を眺めることしきり。サシバにコチョウゲンボウも見られたようですし、賑やかです。
 
室見川の公園だけではなく、行くところ行くところ平地の林ではコサメビタキがずっと見られました。室見川の公園では、鳴き声を上げると、モズがすぐに攻撃しにやってきます。それでも鳴いているのは仲間とコミュニケーションをとろうとしているのでしょうか?
 
今津の冬の定番クロツラヘラサギが姿を見せています。カモ類もどんどん増えて、オシドリ、ヨシガモ、スズガモ等も見られています。

う〜ん残念。ムネアカタヒバリでした。

林にはコサメビタキが。

オシドリも入ってきました。

今津で見られたヘラサギとクロツラヘラサギ2羽。