野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.11 No.28
2011年09月04日発行
発行:室見川の野鳥

颱風通過です!
シギチはそこそこ!
オオメダイチドリとトウネン。比べるとトウネンは背が低いですね!

颱風12号の影響は如何だったでしょうか?福岡では土日まったりと颱風風に、時折の雨という感じでした。
 
この颱風で何か入っていないかと思って室見川河口やマリノアシティ、それから中流部の田圃まで廻りましたけれど収穫なし。今津ではお約束のアカエリヒレアシシギが入っていたんですけどね。残念。というか、室見川にはキアシも抜けてしまっているし、マリノアのミユビも先日干潮時に姿がありませんでした。成鳥の群れは既に南下したのでしょうか?
 
金曜日に今津廻ってきました。干潟部は見ませんでしたが、周辺農耕地はそこそこの数のシギチが入っていました。ある場所でコチドリ、トウネン、ヒバリシギ、キリアイ、タカブシギ、ソリハシシギ、エリマキシギとごちょごちょいたので、これ幸いとじっと見ていました。そこへ40羽ほどのトウネンとオオメダイと思われるチドリが飛んできて更に賑やかに。奥の方ではオオジと思われるジシギが餌を取りだして…。シギチ好きには応えられない光景でした。そんな中でヨロネンはいないかとトウネンのチェックをしていたら、足が短くて、背や肩羽は灰色の冬羽が出ていて、雨覆は褐色に褪色してる個体がちょろちょろしていました。他のトウネン幼羽より大きい感じで、その点でヨロネンではないと分かりましたが、なかなかじっくり姿を見せてくれません。もしかしたら短足なのは…と思ったのですが翼も短く、尾端ぐらいで、モロトウネン。嘴もさほど長くなくまた細くなく、これまたトウネンサイズ。で、結局はトウネン夏羽から冬羽へ換羽中の個体。ワクワク楽しんだ分、がっかりも愛嬌ですね。
 
先日より、拙野鳥図鑑の更新を集中してやっています。やればやるほど分からなくセグロカモメ類、ジシギ類に囲まれて秋へ突入です!!

エリマキシギ♂幼羽。

これもオオジシギと思われる個体。

キリアイ2羽。羽毛を膨らませると、こんなに体型が変わります。眼の大きさもかな?