野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.11 No17
2011年05月08日発行
発行:室見川の野鳥

島で渡りを楽しんで来ました!
シギチも増えましたしたね!
島に渡ったらセンダイムシクイだらけでした。

渡りが進んでいるようで、すっからかんの場所もあれば、大量に同種がいる事もあると言った渡り特有の現象が見られます。室見川のイカルチドリには雛が誕生しました!!
 
土曜日は独りテントを担いで島へ行って来ました。どんよりとした空の許、海はベタ凪だったのですが、島へ着くと声がしません。船着き場周辺には鳥影無しで、しまった! 外してしまった! と、思ったのですが、進んでいくうちにコサメビタキとセンダイムシクイの姿がチラホラ見られました。まあこれも春の渡りだよなと、心落ち着かせ、準備に勤しんだのですが、天候はポツポツと来て最悪。それにメゲずに鳥見を始めると、どうした事でしょうセンダイムシクイとコサメビタキだらけ。この天候で降りて来たんでしょう。凄い勢いで虫を食べています。センダイ200、コサメ100と言った所でしょうか。エゾムシクイの鳴き声も近くでしています。そこへ突然マヒワの40位の群れが割り込んできて。さらにアトリも混じって、あらあらあらら。
雨が強くなって、暫く中断したのですが、傘さして林を探すと、キビタキやムギマキがいたり、すぐ横にサンコウチョウが止まったり、オオルリが頭上を掠めたり。でも全然写真は撮れません。雨が上がったら風が出て来て、鳥の姿は何処へ?陽も傾く5時過ぎにやっとホオジロ類を発見。コホオアカ1に、アオジ♀、シベリアアオジ♂2、そしてシロハラホオジロ♂1。どんどん暗くなるし、シロハラホオジロは1回しか姿を出さないし、で幕切れとなりました。
 
今津には今年もシベリアオオハシシギが出たようですが、残念ながら私は会えませんでした。でもサルハマシギの群れやオグロシギ、コアオアシシギ、キリアイ等の姿も見る事が出来ました。小鳥類はさっぱりでしたが、ツリスガラがまだいました。
 
コアジサシがマリノアシティのところを飛んでいました。今年は博多湾で繁殖できると良いな!

室見川ではイカルチドリの雛が見られました。

今津でサルハマシギの群れが。

島で見たコホオアカ(左上)、シベリアアオジ♂(右上)、いつもまともに撮れないシロハラホオジロ♂(左下)、コサメビタキ(右下)。