野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.11 No14
2011年04月17日発行
発行:室見川の野鳥

巣作り、抱卵、子育て!
渡り鳥はどうしたのでしょうかね!
セグロセキレイの親子。仲良く2ショット!

殆ど桜も散り、葉桜になろうとしているのに、渡り鳥の姿が見あたりません。まあ、ツバメは流石にいますが…。
 
朝起きて、戸外から聞こえてくる鳥の声が、日に日に少なくなっているような。アオジ、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキなど、随分と少なくなりました。しかし、南からまだ渡って来ない感じです。ノビタキでもいないかと思っていたら、ツリスガラが鳴きながら飛んでいきました。まだまだなのでしょうか。特にシギチは寂しいものですね。
 
マリノアシティのハマシギ、ミユビシギの群れはまだまだ500以上の群れですが、ハマシギにお腹が少し黒くなっている個体がいるものの、殆ど冬羽のままです。
 
室見川では未だにオジロトウネンに出会えません。また、キアシシギも愛宕に入っていません。諦めていたイカルチドリの繁殖は、どうにかやっているようです。今日犬を連れた人が中洲に入っていたのですが、♀が素早く巣の場所から離れ、別な方へ誘導し、♂が鳴きながら飛び回って、誤誘導していました。鳥が巣作りしているのでと頼んで、中洲から上がって貰ったのですが、これからも試練が続くのでしょう。コチドリは3ペアほど周辺で繁殖しているようです。イソシギもかな?
 
近くでセグロセキレイの親子も見ることが出来ました。カワゲラなんでしょうか、水上を飛ぶ虫をフライングチャッチして、巣立った幼鳥に運んでいました。その数20分間に5回以上。結構大食いですね。
 
また、ホオジロハクセキレイに続いてタイワンハクセキレイも室見川で初認出来ました。最近ハクセキレイで思うのは、以前多かった過眼線が不完全で一見ホオジロハクセキレイのように見える個体が、少なくなった気がします。如何でしょう?

せっせと親鳥が虫を運んでいます。

イカルチドリも抱卵中のようです。

コゲラの巣作り。木屑を捨てるために巣穴から顔を出しました。