野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.10 No35
2010年09月12日発行
発行:室見川の野鳥

今秋はシゴチ三昧でした!
ヨロネン、ヘラシギは不発!

なんとハジロコチドリ幼羽をゲット!渡りの時期に見られるなんて!

エリマキシギ♂幼羽。今秋は♂♀ともに見られました。

颱風9号が去ってから、ドドドってシギチが入った感じで、今週は福岡でシギチ三昧させて貰いました。こんな事って久し振りです。
 
今週の今津は週の初めにエリマキシギが入ってからというもの、ポツポツとサルハマがまだ居たり、キリアイが見やすかったり、コアオアシが見られたりしていました。そんな中に、颱風がやってきて、福岡にはあんまり影響もないまま去ってしまいました。颱風余波の玄界灘の天候が収まったら、突如次々に入ってくるではないですか。個体数も多いです。
一つの休耕田で、トウネン10+、ヒバリシギ10。オジロトウネン2、タカブシギ4。アカアシシギ2、エリマキシギ1というシギチてんこ盛りも見ました。10年前の初めての今津を思い出しました。少なくなったと言われた10年前の今津でも、今から考えるとかなりの数のシギチが入っていました。
この秋は何かあるんでしょうか?冷凍マンモスが解けるようにシベリアも暑かったので、虫が多くて、繁殖が上手くいったのでしょうか?

室見川ではキアシシギの幼羽が入ってきました。成鳥が去って半月以上空いていたので、寂しかったところでした。そうしたら、台風後に人工海浜でトウネン31+にミユビシギ11の姿も。その前日西福岡マリーナにミユビがいないのを確認していましたから、8日夜に入ったのでしょうか。それにしても人工海浜に出てくれるなんて、何年ぶりでしょう。その上トウネンまで。そんなミユビの中にフラッグ付きの個体発見。豪州ヴィクトリア州で付けられたもので、この後豪州まで渡るのでしょう。
 
こんなにトウネンも多いので、ヨロネンが、ヘラシギが混じっていないかと、更にシギチ三昧が続きます。そうしたら、今津で、メダイ、シロチに混じったハジロコチドリを発見。夏鳥ではないですが、幼羽です。渡りの時期に見られるなんて、感動でした!
 
それからシギチじゃないけれど、アカモズを今津で久し振りに見ることが出来ました。ラッキー!

キリアイ幼羽ゆっくりが撮れました。

コアオアシシギ幼羽から第1回冬羽に換羽中の個体が多く見られました。

アカアシシギ幼羽。

セイタカシギ♂と幼羽の♀?。

ホウロクシギは今津だけではなく和白でも。

シロチドリの幼羽。

メダイチドリの幼羽。

室見川周辺のフラッグ付きのミユビシギ冬羽に換羽中個体とトウネン幼羽。