野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.9 No.20

2009年05月17日発行

発行:室見川の野鳥

 
週末は雨!
でも、何か肩すかし!

今津でヒバリシギ夏羽に遭遇!

室見川で初めてウズラシギ観察。等倍の画像です。

音符のような愛宕のキアシシギ。

水曜日と週末雨になると週間予報を見て、今週はかなり期待していたのですが…。思うようにはいきませんね。
 
金曜日に今津で久し振りにヒバリシギの夏羽をじっくり観察出来ました。赤みの強い個体で、眉斑も背中のV字も白くはない個体でした。ヒバリシギ自体は秋の幼鳥は毎年見られ、摩耗した夏羽個体も8月中なら見られる事がありました。でも、春の夏羽個体となると、今津できちんと見たのはこれで多分2回目かな?結構少ないですね。でも、他にはコチドリくらい。干潟にはチュウシャク、キアシ、ソリハシ、ハマシギが入って賑やかではありますけれど、淡水系はさっぱり。
で、週末の雨。沼アジサシが入っていないかと期待して行ったのですが、ヒバリシギさえ見つからずでした。午後から何か入ったのかな?今年は津屋崎ばかり大物が出て、今津は寂しいですね、まったく。
 
室見川では、火曜日にウズラシギ発見。今季は今津でも見ていなかったので、凄く嬉しかったです。でも、デジスコ準備していなくて、300mmでしか撮れなかった。最近D90にズームの300mmを付けて持ち歩いているのですが、軽いし、飛びものも撮れるし、画素数が多いので、遠くても、それと分かる程度には撮れるものですから、重宝して、デジスコ全然していませんでした。でも、ヒバリシギの綺麗な夏羽を見たら、やはりデジスコでした。鳥との距離の問題もありますが、使い分けは必要ですね。一眼では被写体がフレームの中で小さくても、そこそこの映像となりますが、デジスコではやはりある程度の大きに撮らなければ、絵になりません。まずは一眼で撮って、これはじっくり撮れると思えば、デジスコになるのかな?
 
今週の室見川ではチュウシャクは15羽前後でいつも通りなのですが、キアシシギが5〜60羽の群れで見られています。潮が引いてしまったら、潮干狩りのせいもあるのでしょうが、何処にいるのか分からなくなりますが、潮が満ちてくるとどこからとも無く、大きな群れになります。

愛宕のチュウシャクシギ。