野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.8 No.39

2008年09月28日発行

発行:室見川の野鳥

シギチが増えません!
渡りも一休みでしょうか?

今津浜崎漁港横の海岸のトウネン。幼羽22羽の群でした。

オレンジ色の美しいツルシギ幼羽。

室見川も人工海浜にはセグロカモメが増えています。

朝晩が冷え込んで、秋らしくなりましたが、小戸公園の事件が、悲しい結末となってしまいました。それで未だに小戸公園へは行けません。
 
先週はマリナタウン人工海浜でトウネン幼羽4羽を見ましたが、今週は今津の浜崎漁港横の海岸で22羽の幼羽を見ました。干潮だったのに干潟にはいないし、周辺の田圃でもやっと1羽見つけただけ。私のトウネンに対する感覚では、やはり田圃等の淡水域に入るのが普通の感覚です。まあ、和白や大授等の海岸でも見ていますけれど…。それなのにこの秋は殆ど田圃で見る事が出来ていません。入る場所がない訳じゃないと思うのですが…。以前誰からか、中継地も繁殖地と同じような環境を好むと聞いた事があります。その節に沿うとしたら、今年は海岸で巣立った幼羽が多く渡来していて、淡水域で巣立った幼羽が少ないと言う事になるのでしょうか?
 
それにしても全体的にシギチが少ないですね!何ででしょうね?丹念に今津の田圃を廻ってもトウネン1、ツルシギ2、タカブシギ5とか。まあ、タシギは順調に入っているようですけれど…。室見川も愛宕のキアシシギがいなくなって、がらんとしています。
カモ類も今津三角池にヒドリガモの群れが入っていたくらいで、まだまだです。そう言えばコガモ見ませんね。当然シマアジなんか、見つかるはずがないです。
カモメ類は順調に増えているようです。室見川でもウミネコはピークに近い数になっているのじゃないかな?ユリカモメはマリノアシティ等にはもう姿を現していますし、セグロカモメもマリナタウン人工海浜の離岸堤に集まっていました。やはりこの時期は脚の黄色い個体が半数くらい見られましたが、背の色は他と変わりませんでした。
 
シギチ以外ではノビタキを探して廻りましたが、まだ見つけていません。コサメビタキ、センダイムシクイがまだ近くの公園で見られています。

室見川野生の広場のコサメビタキ。