野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.8 No.05

2008年02月03日発行

発行:室見川の野鳥

沖縄へ鳥見に行っていました!
暖かかったけど、天気がイマイチ!

沖縄では誰も見に来ないと言うソリハシセイタカシギ。

沖縄では至る所にサシバがトビ状態。

アカガシラサギも見られました。

沖縄本島にはかれこれ10回以上行っていますが、この冬の時期に行ったのは初めてでした。それも鳥見だけで行くのは初めて。それにしても天気は悪かったですね。
 
レンタカーのラジオから流れてくるのは、寒いとか、今年一番の寒さだとか。先週は気温が4度から上がらない場所で日中外にいたりしていたので、この何処が寒いのかと突っ込みたくなるような気温でした。寒くないけど雨が降るし、雨が降らなくても暗い曇天だしで、鳥見的には結構厳しかったです。
今回は是非コバシチドリが見たいなと思っていました。鳥見を始めて、私がコバシチドリの話を聞いたのは四国での一件だけで、私にとっては是非とも見たい鳥でした。そのコバシチドリの冬羽が見られているとのことだったので、ワクワクだったのですが…。残念ながら3日間探していましたが、見つからずじまいでした。ムナグロと一緒に行動しているとのことだったので、とにかくムナグロを探して、探して、チェック!の繰り返し。豊見城でも最大48羽もいましたし、金武ではどの田圃にもいるという感じ。ムナグロは見飽きました。いつかコバシチドリの群れの中からムナグロを探して、ムナグロはいなかったなとか言ってみたいと思いました。
 
冬の沖縄はサシバばかり。トビがいないから、空を飛ぶ猛禽はサシバが殆どで、あとがミサゴ。それからチョウゲンボウ。サシバの渡りを知っているので、沖縄にいるのは分かっていても、こう町中でも見られるのにはやはり抵抗ありました。それからヒバリシギの越冬数の多さに吃驚。福岡ではトウネン50羽にヒバリシギ1羽くらいの割合だと思いますが、トウネンは結局見つけられなかったのですが、ヒバリシギは何処でもいました。3面張りの水路に2〜30羽いたりして…。冬羽のヒバリシギを堪能出来ました。多いと言えばセイタカシギも凄い数。三角池でも金武でも50羽くらいいました。また、キアシシギの冬羽も初めて見ました。クロツラ達は元気に越冬しているようで、J10にも会えました。おまけでソリハシセイタカシギを見たのですが、考えてみたらアボセットを見るのはこれが2回目でした。

福岡ではなかなか見られない冬羽のシギたち。ヒバリシギ(左上)、キアシシギ(右上)、タカブシギ(左下)、キョウジョシギ(右下。)