野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.7 No.39

2007年09月30日発行

発行:室見川の野鳥

日暮れが早くなりましたね!
どうにか秋の気配です!
 
 

ツルシギ幼羽とコオバシギ幼羽。

ノビタキも渡って来ました。

カモ類も続々と。ハシビロガモ。

彼岸花が暑さでしおれぎみで、イマイチ秋の雰囲気がなかったのですが、ここに来てどうにか夏は終わった気がします。
 
考えてみれば、颱風が全然来ない9月でした。秋の渡りは、颱風や秋雨で休耕田や刈田に水が溜まって、そこにシギチやセキレイ類が集まっていると言う感じだったんですが…。今年はそれがなかったですね。颱風が来ないから外洋性のヒレアシシギ類も入って来ないし…。トウネンの100を超える群れをはじめ、小型のシギチは入ったものの、今津ではなんか今までとは大分違う感じ。
まだ、チュウシャクの群れを見ていないし、ムナグロの群れも。人工島ではオグロシギやオオソリハシシギ等も群れで入っていたようですが…。
まあ、やっとツルシギにコオバを見つけたし、オジロトウネンも。あっコアオアシシギとヒバリシギを見てないや。ツバメチドリも。(ツバメチドリは見られていたようです!見逃しです、残念)
 
水処理場工事の他に、西南大グランド工事がはじまってしまって、シギチの入る場所が圧倒的に少なくなってしまいましたね。また、休耕田も以前程ないので、全体的に水のある場所が少なかったですね。川沿いの水田でスペースを開けて田植してあるところだけが、稲の生育期には水があって良かったんですが…刈入れ前の今は水が落としてある為、カラカラです。
刈田にも雨さえ降れば、結構シギチが入るのですが、暑かったせいか、早期米の刈田には二番穂が出る勢いで伸びてしまって、ここもダメですね。
ということで、シギチの渡りの後半戦(?)の10月もあまり期待できないかな?
 
そんな中でもカモ類は続々渡って来ているようです。コガモにシマアジが早かったのですが、ハシビロガモ、ヒドリガモも姿を見せています。
そうそう、田圃にはノビタキが旗って来ていました。シーズンですね!

オジロトウネン幼羽。