野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.7 No.31

2007年08月05日発行

発行:室見川の野鳥

颱風も去って夏本番か?
シギチは少しずつ少しずつ?
 
 

今津周船寺川で10+の群れで見られたアオアシシギ。

室見川ではキアシシギが最大で20羽の群れで見られました。

【今週の虫】左アオカナブンと右カナブン緑色タイプ

颱風5号が掠めていきました。影響が出たところも多かったかと思います。これで遅かった夏が本番となるところが多くなるのではと思いますが…すぐにお盆になり、鳥だけでなく、気分も秋になりそうな予感。
 
先月は忙しかったので、今月はゆっくり溜まっているものを整理して、鳥見にもと思っていたら、結局いろいろあって、なかなか時間が取れませんね。まあ、早朝からクマゼミのワシワシ暑いぞホレ汗が噴き出るぞと鳴きまくるものですから、起きた時から負けてしまっているのかも知れません。
 
室見川のシギチですが、キアシシギは1日に20羽確認出来ました。干潮時は上流や金屑川の方にもいっているので数えにくいのですが、満潮時はほぼ同じ場所に集まってくるので、その時数えているのですが、日曜日は時間切れで18羽までしかカウント出来ませんでした。潮干狩りの人も少なく、ゴミも目立つのですが、カニを捕まえては、水際まで小走りに走り、洗って食べている姿をじっくり見ることが出来ました。あと、ソリハシシギも見られたのもラッキーでした。他の場所で見ても別に…なんですけどね。
 
颱風の後実家へ行ったら、家の前の電線にコシアカツバメが12羽止まっていました。2階の昔の自分の部屋からも観察したのですが、肉眼でもはっきり観察出来ました。昔もこういった情景はあったのでしょうが、まったく無知でしたね。
 
【今週の虫】家族などからカナブンとコガネムシの違いが分からないと言われる事がありますが、形や餌が違うので説明はすぐ出来るのですが、アオカナブンとカナブンの緑色のタイプの区別は良く知りませんでした。たまたま緑色のカナブン類が多く樹液に集まっているところがあったので、捕まえて比較してみました。図鑑では背中側の写真やイラストが普通なので、ピンと来ないのですが、こんなに裏返してしまうと一目瞭然。左のアオカナブンは後ろの足の付け根同士が接しているのに対して、カナブンの方は離れているのがよく分かります。

実家の旧自分の部屋の窓から撮ったコシアカツバメ。今年生まれかな?