野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川は桜が満開です!
チュウサギが見られました!
Vol.7 No.13

2007年04月01日発行

発行:室見川の野鳥

満開のソメイヨシノから密を吸うヒヨドリ。嘴が花粉で黄色です。

室見川周辺の農耕地でチュウサギが見られました。

夏羽になったアトリの群れが見られました。

【今週の虫】取り逃がしたミツボシツチカメムシ。

週末はイマイチの天気でしたが、室見川も桜(ソメイヨシノ)が満開でした。春ですね〜!ゴミが増えるのは頂けないのですが、渡りも本格化していくことでしょう。楽しみですね!
 
このところ6時頃シロハラの鳴き声で起こされます。かなり離れても届くような声量で、電線などに止まって鳴いています。実はツグミ類の鳴き声とは分かっていたものの、何か分からなかったので、パジャマのまま、双眼鳥だけ持って、鳴き声の主を捜しに言って分かった次第。越冬していたシロハラが帰る前の歌声チェックなんでしょうかね?負けじとウグイスも囀っています。空耳だったのか夜半にホトトギスも鳴いていたような…。これは少し早すぎるかな?
 
また、予想通り夜半の雨の翌日福岡でもヤツガシラが確認されました。今年は室見川でもヤツガシラが見つからないものかと思って-以前観察例があるので-芝生があるところを中心にチェックしているんですが…、チュウサギと頭の黒くなったアトリを見つけたくらいでした。
シマアジも今津で見られていますが、室見川に入っていないかと、コガモの群れを注意しているのですが、見つかりません。雄のシマアジの繁殖羽はシックで綺麗ですから、室見川に入ると近くで見られて良いのですが…。
それにしても、あっというまにツバメの数が増えましたね。その分飛び回る昆虫も増えていると言うことでしょう。まだ、コシアカツバメは見ていません。
 
先日来観察している室見川のオジロトウネンなんですが、2羽だったのが、今は3羽に増えています。ハマシギも結構居ついているようで、腹に黒い羽が出始めました。イカルチドリは雄のディスプレーが見られました。雌を呼んでいるのでしょう、ずっと、鳴きながら翼を後ろに伸ばして、先を反らせ、尾羽も広げて反らせるようにしてディスプレーをしていました。雌が近寄ったら、後ろに回り込んで交尾しようとしたのでしょうが、雌はその気がないのか、応じずにスタコラ…。コチドリも同様なディスプレーを行っていました。
 
【今週の虫】暖かくなったので、レンゲやギシギシやイタドリなどの雑草が伸びて、目に付く虫の数が飛躍的に増えています。ナナホシテントウだけは、幼虫や、羽化直後の個体も見ますけど、殆どは越冬していた個体なんでしょうかね。ということで、種類的には冬場とあまり変わりない感じです。カメムシに拘っているので、まだ見ぬミツボシツチカメムシを探そうと寄生するオドリコソウやヒメオドリコソウの咲いている場所を探していたのですが、全然違うところで見つけることが出来ました。久し振りの新種でしたので、嬉しかったのですが、撮った後採ろうとして、手から落としてしまい、一度は草の根際で捕まえたのですが、また落としてしまい30分も捜索しましたが、結局見つからず。珍しい種じゃないけど、なんとも自分が間抜けで腹ただしかったです。

室見川のイカルチドリのディスプレーが見られました。