野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.7 No.03

2007年01月21日発行

発行:室見川の野鳥

山でルリビに付き合ってもらい、 
川でアメヒと遊んでいました! 

本当につき合いの良いルリビタキ♂。

ルリビタキ♀はシャイでした。

【今週の虫】ケヤキの樹皮下にいたキモンクロハナカメムシ。

大寒を迎えたのですが、やはり暖かい冬ですね。暖かいのは良いのだけど、やっぱり物足りないかな?
 
今週はばたばた忙しかったのですが、室見川支流の山へルリビを撮りに行くことが出来ました。ここのルリビは毎年すぐ近くまで来てくれて、とても見やすいのですが、今年の♂個体は昨年以上。近すぎてう〜ん困ったなと思うくらいです。♀タイプの個体もいるのだけど、こちらはシャイなのか、藪から殆ど出てこなくて、目立つところでお休みなんかはしてくれません。
イカルも山や近くの室見川河畔で見ることが出来ましたが、残念ながら写真には撮れずじまいでした。
室見川は外環室見橋付近でイワツバメの群れが見られています。今年も橋桁の下に営巣するのでしょう。また、クイナの姿も見られています。中州の削除などがおこなわれたので。今年はダメかと思っていたんですけどね。
今日は室見川の多いヒドリガモに混じって。アメリカヒドリの♂が見られました。今年も和白などでは見ていたのですが、室見川に入ってくれて、万々歳です!川から上がって草地で採餌するので、近くでじっくり見られます。
 
今津で久し振りに出ていたオオハクチョウは、TVや新聞にも載ったようですが、現在は人工島で、以前からいたコハクチョウと仲良くしているようです。警戒心が強かったので、人工島が最適でしょうね。
 
【今週の虫】ルリビを撮ったあと、帰りにケヤキの樹皮がいっぱい剥がれた木があったので、私も試しに剥がれかかった樹皮を手にしたら、樹皮下に小さなカメムシ類が越冬していました。2〜4mm程度のハナカメムシ科のカメムシでクロハナカメムシが一番多く、キモンクロハナカメムシが少し。よく探すとより小さいコヒメハナカメムシが数匹いて、ハナカメムシ科より少し大きいカスミカメムシ科のケヤキツヤカメムシが2匹いました。同じケヤキの木でも、木によっては全然いないのもあって面白かったです。しかし肉眼では小さすぎて、よく分かりません。結構シックなデザインのカメムシ類なんですけどね。

室見川のアメリカヒドリ。遊歩道まで上がってきました。