野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.6 No.48

2006年11月27日発行

発行:室見川の野鳥

今年はツグミが沢山!
アトリも多いかも?

神社の境内に4〜50羽も群れていたツグミ。

マメ畑をカワラヒワと埋め尽くしていたアトリ。

【今週の虫】白菜についていたヒメナガメ。

結構雨が降りますが、まだまだ寒くてたまらないと言うほどではないですね。晴天が少し続いて欲しいものです。
 
先週末の悪天候で入ったのか、博多湾にカツオドリの20羽前後の群れが見られました。カメラを持っていなかったので、写真は撮れませんでしたが、ダイビングは見応えありました。マリノアシティの方から室見川上空を飛んでいるのが見えましたので、室見川観察種としてもいいかな?って思っています。
 
それにしても今年はツグミが多い!昨年が異常に少なかったからそう感じているのかも知れないのですが、室見川沿いの西部運動公園でも3〜40羽いたし、今津の外れの神社には4〜50羽群れていました。これって毎年のことだったかな〜?って今疑問に感じています。
それから多いのがクロツラヘラサギ。新聞やTVでも取り上げられましたが、博多湾で90+は多いです。今秋金曜日にも今津だけで52羽いました。
あとは小鳥類なんですが、今津の豆畑でカシラダカいないかなと探していると、わあ〜とカワラヒワの大群が右の畑から左の畑へ移っていきました。その中にアトリも結構混じっていたので、もしかしたら数年前のようにアトリの大当たりに年になるかも知れません。
 
【今週の虫】もう12月となるのに、未だに草むらをかき分けてカメムシ探しをしていますが、今津の外れの前原市の農耕地で、無農薬栽培をやっているのか、虫が多いハクサイの畝がありました。ナナホシテントウの幼虫や成虫の他に、ハムシ類、ハエ類などいろいろと集っていたんですが、そこにカメムシが一匹(どうも虫屋さんは一頭って言うようですが)のヒメナガメが見つかりました。よく似たナガメは結構見ましたが、ヒメナガメは福岡で見るのは初めてでした。
流石にトンボ類は少なくありましたが。キタテハやモンシロチョウ等の蝶類はまだまだ飛んでいます。昆虫=夏!っていう自分の常識が覆されつつある今日この頃です。

前原の方ではセイタカシギが4羽見られました。今年はこの場所はシギチが豊作です。