野 鳥 ニ ュ ー ス
Vol.6 No.39

2006年09月24日発行

発行:室見川の野鳥

すっかり秋ですね!
平地でもコサメビタキ類が見られます!

室見川沿いの公園等ではコサメビタキの鳴き声も聞くことが出来ました。

今津、室見川でもセグロカモメは見られています。

【今週の虫】アカハネナガウンカ

颱風が去って、本当に秋の空気です。黄金色の田圃の脇の彼岸花が赤く、開き始めた金木犀の香りが漂って…。朝は肌寒く、モズの高鳴きが早くも似合う季節になりました。
 
8月はあれだけ暑かったのに、この9月の涼しさはどういう事でしょうか。まったく残暑がない!非常に過ごしやすい天候になっていますが、やはり蚊がいる。私は家族の中でも次男とともに蚊に刺されやすい体質のようです。防虫スプレーは必需品なのですが、それでも外へ出ると何処かしら刺されています。今朝は涼しいからスプレーはいいやと、近くの山へ行ったら、もうむちゃくちゃにされてしまいました。一体一年間でどのくらい刺されているのでしょうか?100カ所は優に超えていますが、手で撃墜した蚊の数は50にもならないでしょう。大幅な負け越しです。残念。
この天候で、室見川沿いの公園などでもコサメビタキがみられました。鳴き声もよく聞かれます。トケン類も探しているのですが…先日の颱風で毛虫の数が少なくなって、ちょっとまずいかなと思っています。
颱風の影響でアカエリヒレアシシギが今津に入っていたようですが、沼アジサシ類も博多湾にかなりの数入ったようです。そしてセグロカモメも今津や室見川でその姿が見られるようになってきました。この時期のセグロカモメは、まだ夏羽なので頭が白くて綺麗です。足の黄色い奴はもう少し立ったらどっと来るんでしょうか?
しかし、季節の変動は早いですね。
 
【今週の虫】こんな変な虫がいるなんて知りませんでした。イネ科の葉の裏にオレンジ色がぽつりと見えたので、目を凝らすと透明な長い羽を持つ、体の大きさは4mmくらいの小さな虫でした。カメムシやウンカの仲間で、アカハネナガウンカと言います。綺麗なオレンジ色と、白いとぼけた目に愛嬌があります。
近視の老眼なので、こんな小さいやつ見るのが大変です。写真に撮って初めて詳細が分かってきます。情けない…。

今津で見られたアオアシシギ幼羽とトウネン幼羽。