野 鳥 ニ ュ ー ス
梅雨前線が停滞中!
今年は沼アジサシの当たり年?
Vol.6 No.26

2006年06月25日発行

発行:室見川の野鳥

今津のハジロクロハラアジサシ第1回夏羽の個体。

こちらはクロハラアジサシ第1回夏羽(?)の個体。

ケリの調査もやってみました。

木曜日から雨が降り出して、金曜日の朝は凄かったですね。まだまだ雨雲が停滞しているようで、注意が必要ですね。
 
今週は溜まっていた諸事を捌きながら、ケリとオオヨシキリの調査をやりました。が、遅かった!ケリは昨年5月下旬と6月初旬に調べたのですが、その時も遅いなと思っていたんですが…。結局ケリは1つがいしか見つからず、大きくなった幼鳥が1羽。まあ、それでも福岡市近郊で今年も繁殖している事が確認出来たので、まあ良いかと思った次第。
室見川のオオヨシキリは、もうあまり鳴かない時期になっている事もあって、前回より確認数が減りました。これが繁殖できなかったのか、それともたまたま鳴いていなかっただけなのかが判明しません。
と週中迄来て、やっとというか梅雨前線が福岡の上にかかってきました。木曜の夜から金曜日の朝にかけては凄い雨でした。雨が降ったら今津と、daruma師匠に言われていましたので、今津へ。
家を出る時は殆ど降っていなかったのですが、今津へつくと又降り出して…。県道を農耕地の方に入ると、雪の八甲田山じゃないけど、何処が道やら水路やらで、朝の満潮時に重なっていた事もあって、至る所冠水していました。
今年クロハラアジサシが2回入った池の方へ、行きたかったのですが、車も漬かるので無理。以前のパジェロなら舗装道路なら安心して水に入れたんですが…。まあ工事のトラックも先きに進めず、数台待機中でしたので、あっさりと諦めました。双眼鏡で車中から見ると、沼アジサシ類が3羽飛んでいるのが見えます。2羽はクロハラアジサシと分りましたが、もう1羽は、腹が黒くないので若い個体だと分りましたが…。
一旦撤収し、干潮になるお昼過ぎに再度現地を訪れると、だいぶん水が引いていて、舗装道路は通れるようになっていました。そこで電線に止まったところを撮る事が出来たのですが、もう1羽はハジロクロハラアジサシの第1回夏羽でした。
今年ハジロクロハラアジサシは成鳥夏羽3羽を佐賀でも見ていますから、本当に沼アジサシ類の当たり年です。

今津のオオバン。2羽は姿を見られましたので、もしかしたら繁殖しているのかも。