野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.6 No.24

2006年06月11日発行

発行:室見川の野鳥

梅雨入りしました!
子育て中や巣立った幼鳥が目につきます!

クモを運んで来たセッカの♀。

ハクセキレイの巣立った幼鳥。餌をねだっていました。

巣の修理か、2番目の繁殖なのか、イワツバメの泥運び。

梅雨入りしましたね。5月も雨が多かったので、あまり変化は感じませんが、やはり蒸しますね!
 
鳥の少ない季節になりましたね。山に行けばそれでもそこそこ見られますが、青葉が茂っているし、繁殖期なので見づらいですね、やっぱり。
 
そんな中で室見川周辺でも留鳥や夏鳥が子育てで大忙しのようです。農耕地ではハクセキレイの巣立った幼鳥が見られました。まだ親から餌をもらっていて、ちょこちょこ歩いては立ち止まって、親を探していました。ツバメの幼鳥や、コチドリの幼鳥も見られています。
イワツバメは2度目の繁殖の為なのか、素材の泥を集めていました。古い巣を修理していたコシアカツバメの巣も、大分出来上がって来ています。間に合うのでしょうかね?
 
室見川のサギのコロニーではダイサギ、アオサギの雛が随分と大きくなっていました。コサギ、チュウサギもちらほら見られましたが、全体的に昨年の半分以下くらいしかいないような気がします。特にゴイサギは少なくて、昨年は数十羽見られたのに、先日は2羽だけでした。アマサギも10羽程夕方やって来そうですが、巣作りに迄はいたっていないようです。
 
今津ではセッカが今雛に餌を運ぶので忙しそうでした。そこかしこで餌を運ぶ親鳥の姿が見られました。♂は鳴きながら飛ぶのですぐに所在が知れますが、♀は無言で飛ぶので、結構見のがしてしまいます。ヒバリの巣立った幼鳥も見る事ができました。
 
室見川から前原のアオバズクの繁殖地、観察地8箇所を回ってみましたが、今年は今のところ3箇所で抱卵しているのが見られただけです。見やすい前原のS通りは今年は姿を見つけられませんでした。繁殖場所としては昨年と変わったところは感じないのですが…。フクロウよりアオバズクの方が少ないという話も聞きます。困ったもんですね!

室見川のサギコロニーのダイサギ親子。今年は。ゴイサギが少ないです。