野 鳥 ニ ュ ー ス

まだまだ渡りが続いています!
ツメナガセキレイは当たり年?
 
Vol.6 No.20
2006年05月14日発行
発行:室見川の野鳥

夏羽のキリアイとサルハマシギ。

珍しい亜種シベリアツメナガセキレイが見られました。

クロハラアジサシ夏羽は初見でした!

連休があけて雨ばかりの日々でした。それでもまだまだ渡りが続いていて、珍しいものが結構見られています。
 
週明けに突如思い付いて相ノ島へ。曇りで風もあって、どうかな?と思ったのですが、やはり鳥の出は悪かったです。そんな中でツメナガセキレイが10羽程見られ、キマユ、マミジロの他に亜種シベリアツメナガセキレイを発見。亜種キタツメナガセキレイも見ていたので、4種コンプリートだと喜んだのですが、動き回って全然取らせてもらえませんでした。また、真横の電線に止まったサンコウチョウが電柱の陰で見えなくて、撮れなかったり、真横の薮でメボソムシクイに突如鳴かれて吃驚したりで、収穫は殆どありませんでした。
 
そうこうしていると宗像や今津でもツメナガセキレイ10羽程の群れの情報が。もちろん別群れでしょう。ツメナガセキレイが春にこんなに見られるのは、珍しい事ではないでしょうか。
 
そんな今津では、ショウドウツバメも5羽程ツバメに混じって飛んでいるところが見られました。実は止まっているのを見て、尾羽が短かったので、あれ?もうツバメが巣立ったのかな?と驚いて双眼鏡を向けて気付いた次第。
また、クロハラアジサシの綺麗な夏羽も数日いてくれました。
 
シギチの方は先週末は夏羽のサルハマシギやダイゼン、トウネンの群れ等が見られていましたが、徐々に抜けていったようです。火曜日迄は夏羽のキリアイ3羽、サルハマシギ1羽、トウネン16羽にセイタカシギ6羽など結構見られていたんですが…。まあ今年は水処理場用地と瑞梅寺川河口以外の蓮田や水田等には殆どシギチが入らない為、遠くてイマイチです。
 
週末になってシマアオジが見られました。雄の成鳥と第1回夏羽のようです。今迄に雌を見たことがないので、期待して探したのですが、見つかりませんでした。そのかわりノゴマの雄が見つかりました。今年はノゴマの目撃例も多いようです。

春のショウドウツバメも初見。

今年はノゴマも多い?

シマアオジは2羽も見られました!