野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.6 No.18

2006年05月01日発行

発行:室見川の野鳥

今年も対馬へトダニさんと行って来ました!
見たのは見たけれど…!

レンゲ畑のコシャクシギ。風が凄くて、近いのにブレブレでした。

ノジコ♂。思ったより多くありませんでした。

コホオアカ。何故か一度も上手く撮れません。

もっと上手く撮れないシロハラホオジロ。

キマユホオジロは多かったです。

亜種シベリアアオジは今回一番見やすかったです。

今年も対馬へトダニさんと行って来ました!ライファーも増えたけど、写真が全然撮れなかったので、不完全燃焼。
 
対馬の春の渡りはここ4年毎年行っています。バーダーが集中するゴールデンウィークを避けて行っているので、凄い!て事はないのですが、ホオジロ類を中心に毎年こちらでは見られない鳥を楽しんでいます。
今回は土曜日が雨で鳥が降りて、日曜日はウハウハという予定だったのですが、予報では土日とも晴れると出ていたので、ちょっとがっかり。私の目標はヒメコウテンシでトダニさんがオウチュウ。まあ、毎年目標はなかなか達成出来ないのですけど…。
 
金曜日の深夜(土曜日の0時15分発)の船で対馬へ。朝の5時に厳原に着くと、ん?曇り空?前日に上対馬方面をまわられた通信使さんに情報を得て、上の方は鳥が少ないと言うことだったので、下対馬を回ることに。私の好きな内院〜浅藻のホオジロコース。
浅藻に着くと、ようやく陽が射してきて、サシバがいるかと思いきや、猛禽はいず、ホオジロ類は出が悪い中で、オジロトウネンが綺麗な夏羽で採餌中でした。オジロトウネンの肩羽まで夏羽に換羽した個体を求めていたので、とても嬉しかったです。しかし対馬でシギチを撮るとはなんか邪道の気がしたんですが、次に向かった浅藻でもウズラシギを撮ったりで、対馬らしい鳥見が出来ないままに雨に。予定通りの雨です!
 
瀬まで移動して、やっとキマユホオジロを見つけて、それからは、雨も収まってホオジロ類が見られるようになりました。亜種シベリアアオジ、キマユホオジロ、コホオアカ、ノジコと見て、シロハラホオジロにも出会えたんですが、結局上手く撮れないままでした。シマノジコも見られましたが、遠い!
そんな中で、「ピッ」という地鳴きを藪や繁みの中で耳にしました。褐色の小さな鳥が横切る姿が見えます。これは?エゾムシクイ?それともウスリームシクイ?2羽いるようで、2カ所から地鳴きが聞こえ、姿も時折見えますが、結局囀りはないまま、写真も撮れませんでした。エゾムシクイと言うことにしときましょう。
 
そしてアカガシラサギに冬羽が残った個体?が見つかりました。先客がいたので車から降りられず、写真はなしでした。
亜種タイワンハクセキレイもよく見られましたし、なんとデジスコでセンダイムシクイが撮れました。センダイムシクイは今回多かったです。
そして、夜は厳原でトダニさんと祝杯。何故かムシクイに急激にのめり込んでいくトダニさんと、アラカブを肴にビールをゴクゴク!おかげで風呂にはいるのも忘れて9時過ぎから寝てしまうことに。12時に目が覚めてシャワーを浴びましたけどね。
 
翌朝も5時半出発で南へ。雨上がりで期待大です!この朝はセンダイムシクイがそこここで乱舞。コサメビタキも2羽見られたし、なんとシマゴマの囀りが。コマドリが遠くで鳴いているのかと思い、近づいて行って気付きました。暫く待ちましたが、結局藪の奥へ遠ざかるのみでした。残念。
その後は今度は「タッ、タッ」という地鳴きの褐色の鳥の後ろ姿が笹藪に。もしかしてと思ったら、ウグイスの囀りが聞こえました。見間違い?でも「チャッ」じゃないし、、サイズも違う。と思っていたら、再度藪の上に。あれは!と思った瞬間藪の中に。今度も随分粘りました、結局写真は撮れず。なにせ数メートルのところにひょこり姿を現すんですから。モーレツに写真が撮れず悔しい。結局ムジセッカと言うことで落ち着きましたが、全くもって残念!
 
それからは凄い風が出てきて、小鳥も引っ込んでしまって、鳥見になりません。そこへ通信使さんから電話で、加志でコシャクシギが出ているとのこと。一二もなくて速攻で移動!
通信使さんご夫妻が待っていてくださったレンゲ畑は凄い風。コシャクシギは波打つレンゲの花の中で採餌していました。こりゃ知らなければ見落としてしまうと思える位置にいました。
久し振りのコシャクシギだったので、全身が見えるまで待ってじっくり撮りたかったのですが、三脚が倒れるほどの吹きだし、お昼の時間でもあり撤収。
午後からは通信使さんご夫妻、愛媛のIさん、aniyanさん等とお話ししたりして、結局ホオジロ類は見ただけ。シマノジコとシロハラホオジロをちゃんと撮りたかったんですが、結局チャンスがないままでした。
 
帰りに飛行機は最終便の19時だったので17時には撤収。空港でビールをトダニさんと飲んでいたら、強風のため、福岡からの便が到着出来ないかも知れないとのアナウンスが。結局遅れて到着し、最終も35分遅れで出発で来ました。
猛禽類はサシバもアカハラダカも見られず、ムクドリ類も皆無、オオルリも何故か鳴き声も聞かず、ツグミ類はツグミを見ただけで、囀っていたのはマミチャジナイ?
どうにかトータル60種程見ることが出来ました、流石に当たりとは言えませんでした。
写真はトータルで700カットほど撮っていました。連写が出来るデジカメにしているので、すぐにこうなってしまいます。いいような、困ったような…。しかし、良い写真はなかなか撮れませんね!

オジロトウネンの夏羽。綺麗でした!