野 鳥 ニ ュ ー ス

一気に春になりましたね!
シギチはぼつぼつです!
 
Vol.6 No.15
2006年04月10日発行
発行:室見川の野鳥

胸が薄くピンク色に染まったセイタカシギ♂。

ノビタキが多く見られています。

まだ赤くなりきっていないトウネンも1羽見られました。

桜の満開の一週間でした。あっと言う間の春と言う感じで、暖房機具や寝具等をしまったりしたところが多かったのでは?
 
春真っ盛りと言う気がします。今津の農耕地を歩いていると、菜の花やダイコンの花等が咲き、麦も青い葉を伸ばして、一面が緑です。あっという間にツバメは普通に飛び回っているし、ヒバリが上空からさえずりを聞かせています。冬の間目立たなかったセッカもヒッヒッヒとさえずっていますし、ホオアカにノビタキが目立ちます。今年はノビタキが早かったですし、数も結構多い気がします。まあ、昨年迄あまり見つけられなかっただけかも知れませんが…。
農耕地にはチュウサギが増えました。アマサギもぽつんと混じっていたり。蓮田では水が張られ、ビニールトンネルが設けられて、植えつけが始まりました。
ということで今週はずっと今津でシギチ探しをやっていました。といっても数が多い訳ではないのですが、夜が晴れた次の日は何か渡って来ていないかと、ワクワクしてしまいます。やっぱりシギチが好きなんだなと自分でも思います。
月曜日迄はエリマキシギも見られたのですが、その後ずっといたのがセイタカシギの雄。胸がピンク色に色付いていて、繁殖期だと言う事が分かる個体です。
トウネンも1羽、まだ完全には夏羽になっていませんが、ちょろちょろとしているところが見られました。綺麗な夏羽をじっくり見たいですね。
ウズラシギは4羽の群れで、渡って来たばかりか、日曜日は休む間もなく、夏羽のタカブシギと餌取りに夢中でした。
そしてタシギ以外のジシギ類が結構見られました。春に見る事はあまりないんですが、オオジシギと思われる個体や、ハリオシギと思われる個体が見られました。まあ、タシギは相変わらず数が多く見られますが、時間を見計らって丹念に探せば、春でも見つかるものだと分かりました。
 
カモ類は随分減りましたが、シマアジのペアや、アメリカヒドリがまだ見られています。

今津で見られたシギ達。ウズラシキ(左上)、タカブシギ(右上)、大ジシギと思われる個体(左下)、ハリオシギと思われる個体(右下)