野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.6 No.13

2006年03月27日発行

発行:室見川の野鳥

桜の開花宣言が出ました!
続々と夏羽の鳥が見られています!

ヒメウの夏羽は綺麗です!

ダイサギは目先が緑色に。

アオサギは目先がピンクに。

福岡でも桜の開花宣言が出て、週末は室見川でもぽつぽつ咲いた桜を愛でに人出が多かったです。随分と暖かくなってきました。春ですね。
 
今週はヤツガシラの情報があちらこちらから聞こえてきましたが、私は残念ながら見ることは出来ませんでした。そうこうしていたら、今度はコウノトリの情報。土曜日に前原市の泉川河口の農耕地で見られたことが毎日新聞にも出ていましたが、その日の夕方に今津で見られていました。多分前原から移動したのでしょうが、今津からも東へ飛んでいったそうです。日曜日朝から今津周辺と泉川迄探しましたが、残念ながら発見出来ませんでした。もしかしたら人工島に入ったんでしょうか?
 
木曜日に愛宕小学校の2年生と室見川のサギ山へ。この場所では昨年6種類のサギが繁殖したのですが、今はアオサギとダイサギのみ。コサギやゴイサギはこれからなのでしょうし、チュウサギやアマサギはまだ越冬地から姿を見せていません。
サギ類は普通に見られるので、鳥見的にはおもしろみはないのかも知れませんが、サギ類は婚姻色が綺麗なので、これを楽しむのは悪くありません。よく見るアオサギの婚姻色ですが、目の下にブルーが出ることを今回改めて気付きました。ダイサギは黄色から黄緑、緑になって青緑になりますが、今回青緑になった個体は上手く撮れませんでした。それから巣材の枯れ枝は落ちているのを拾ってくるのだとばかり思っていましたが、嘴で折り取る場面が何度も見られました。
 
既にカワウにウミウは白い繁殖羽が目立っていますが、ヒメウの夏羽を見たことがなかったので、探してみました。ヒメウは数も多くないし、なかなか近くで見ることが出来なかったのですが、冠羽が出て、嘴基部や目の周囲の裸出部が赤くなった個体を見ることが出来ました。緑光沢のある黒い体に、頸の部分は紫光沢です。綺麗なんですが…もっと近くの岩礁で休んでくれないかしらと、願ってしまいました。
 
冬鳥の少ない中、楽しませてくれたジョウビタキも今月末で北へ帰るでしょう。

カンムリカイツブリも殆ど夏羽になりました。