野 鳥 ニ ュ ー ス

雪も降ったけど
アカアシシギにツルシギも!
 
Vol.6 No.12
2006年03月19日発行
発行:室見川の野鳥

アカアシシギ(手前)にツルシギ(奥)のツーショット。

コチドリの賑やかしい鳴き声も聞こえています。これは♀個体。

オオハシシギもまだいるようです。

月曜火曜と雪も降る寒い日がありましたが、おおむね春の装いが街を彩りはじめて来たようです。早いかなと思ったシギチも少しずつですがやって来たようです。
 
今津ではアカアシシギが見られて、おお!早いぞと思っていたら、ツルシギ迄見られました。シギの仲間でも赤い嘴と脚の綺麗なシギですので嬉しいのなんの。アカアシシギは既に夏羽で、ツルシギも脚が黒っぽくなって、三列風切等が夏羽に換羽していました。昨年佐賀で真っ黒な夏羽が見られていましたが、この個体もう暫くいてくれないでしょうか?真っ黒を見てみたいんですが…。
他にはタカブシギの殆ど冬羽の個体。これは渡ってきたというより、今津のどこかでひっそり越冬していたような、そんな気が勝手にしています。
コチドリは4〜6羽の群れで見られはじめました。ピピピピと鳴き交わす声も聞かれました。室見川ではまだ見ていませんが、暫くすると中洲の砂地でディスプレーする姿が見られる事でしょう。今年も繁殖が成功するかな?
今津で今年も越冬したオオハシシギは、もう抜けたと思っていましたが、まだちゃんといました。少し肩羽等に黒っぽい夏羽が出ています。4月迄いてくれれば、赤い夏羽の姿が見られるのでしょうが、そろそろ北へ向かうのかな?
今津では他にアリスイが見られ、ツバメの姿も確認できました。
 
水曜日には、壱岐南小5年生の野鳥学習の発表を見に行きました。ひとり一人が、B3の画用紙に新聞形式に調べた事をまとめて書き、それを元に発表がありました。全員の発表は聞けなかったんですが、力作揃いでした。何を調べるかは自分で決めたと言う事でしたが、ヒヨドリやムクドリ等の身近な鳥も多くて、地に着いた感じの研究がなされていました。カットも写真を安易に切り貼りするのではなく、ちゃんと自分で鳥の絵を描いていましたし、絵の上手な子が多くて吃驚でした。
 
さて春分の日を迎えます。カモ類が随分と少なくなって来ています。あと何日で桜が咲くのかな?ヤツガシラにオオチドリの便りも聞かれはじめました。福岡にも寄ってくれないかな?

こっそりと越冬していたんでしょうか?タカブシギ。殆どが冬羽です。