野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.6 No.08

2006年02月19日発行

発行:室見川の野鳥

今週はカモばかり見ていたような…

今、鳥見マナーについて考えています!

緑色の部分があまりないのは若い個体だから?今津で見たアメリカヒドリ。

福岡では久し振りでは?アカハジロのメス。

和白にいたヨシガモとヒドリガモの交雑個体。

今週はカモばかり見ていたような…。シギチはやはり少ないですね。
 
カモとシギチを天秤にかければ、私の中ではシギチがぐぐっと重きをなすのですが、シギチの越冬数は多くないですね。和白や人工島ではハマシギが500位の群れで姿を見せていますが、今津ではアオアシシギさえ3羽程しか見られません。
で、カモはと言うと、少ないという気はしませんが、昔にくらべるとやはり少ないと言われます。今和白で当たり前に群れているツクシガモは、諫早の干潟があった頃は見られなかったそうで、その分は増えているのでしょうが、スズガモの数は明らかに減っているそうです。
そんなカモの中に変なもの発見!ホシハジロの群れの中に全体が焦げ茶のカモが見えました。スズガモのメスかな?って思ってスコープで見たら、頭はとんがっており、虹彩は暗色。アカハジロのメスのようです。ホシハジロ等との交雑個体かも知れませんが、どんどん沖に行き、波はあるは、小雨に風と悪天候で写真は上手く撮れませんでした。嘴基部近くの褐色の斑は分かりませんでした。再度探してみたいと思っています。
和白でもアメリカヒドリは見られていましたが、今津の方でも見る事ができました。今迄何回か見ているんですが、どうも上手く撮れたためしがない鳥でしたので、今回は粘ってみました。アオサを食べていましたが、眼の周囲の緑色の部分がはっきりしていないので、まだ若い個体なのかな?って感じています。ヒドリガモのメスにちょっかいをかけるような行為をしていましたが、逃げられていました。
和白ではヨシガモの群れの中に、ヒドリガモとの交雑と思われる個体を発見。頭の形はナポレオンハットのヨシガモ状で、顔はアメリカヒドリみたいに眼の周囲から後ろだけが緑色で、あとは茶褐色なのですが、喉は白くてこれもヨシガモ的。胸はヒドリガモの葡萄色。なんとも変なというか、あまり綺麗な感じではありませんでした。
天拝湖ではオシドリの群れが見られました。最近見ていなかったので、ブイに鈴なりの姿を見るのは楽しかったです。
 
鳥見のマナーを皆さん一緒に考えてみませんか?

天拝湖のオシドリの群れ。