野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.6 No.05

2006年01月29日発行

発行:室見川の野鳥

この冬はヘラサギが良く見られています!

壱岐南小5年生と鳥見しました!

加布里湾のヘラサギ(上)とクロツラヘラサギ(下)。

室見川で野鳥観察をする壱岐南小5年生。

葦に擬態するサンカノゴイ。

久し振りに見られたクイナ(右側はバン)。

今週は鳥見したような、しなかったような…。変な感じです。火曜日には壱岐南小5年生と室見川で野鳥観察をして、金曜日は人工島の調査に参加しました。鳥の写真は殆ど撮らないままでした。
 
火曜日に壱岐南小の5年生60数名と一緒に室見川へ。壱岐南小ではビオトープがあって、昨年はマガモが営巣して、巣立ったそうで、職員室の前に写真等が貼られていました。結構吃驚ですね。外環室見橋上流の地下鉄車両基地横で野鳥観察をしたのですが、堰が開けられて、水位が下がっているは、工事がいくつもあってるはで、落ち着いた環境ではなかったのですが、1時間程で23種観察が出来ました。珍しい鳥はいませんが、室見川的に珍しいオオバンが1羽と、カルガモが1羽姿を見せてくれました。
 
ユキホオジロにタカサゴモズと福岡を賑わして迷鳥は、未だ健在のようですが、人工島のソリハシセイタカシギ(通称アボセット)は残念ながら抜けたようです。調査で見られるから…なんて思っていたら、結局見ずじまい。サバンナシトドと同じようになってしまいました。しかし、アボセットは人気があったようで、人工島の工事区域を囲む塀をよじ登った人がいたそうです。それを笑い話にしなくて済む方法はないのでしょうかね。
 
今年は博多湾周辺で越冬するクロツラヘラサギは、多くもなく、少なくもなくの例年通りなのでしょうが、ヘラサギ自体はかなり多いですね。8日の一斉調査で13羽も見つかっていましたが、今津とかでも良く目立ちます。
というのも、起きている姿を見る回数が多いからで、クロツラより起きている事が多いように感じます。たまたまでしょうかね。加布里湾でもクロツラに混じってヘラサギが見られました。満潮を岸近くの石積みの上で避けていましたので、かなり近くで見られたのですが、背後で猟銃の音がしたら、湾内でたゆたっていたカモ類と一緒に、一斉に飛んでしまいました。う…、泉川河口が禁猟区になる事を願っています。
 
海の中道から志賀の島へかけての東岸、外海側には、九州では珍しい海ガモ類が集まって来ます。
ホオジロガモは湾内にもいますが、シノリガモとクロガモは湾内にはなかなか入って来ません。ということで、非常に魅力的なのですが、近くで見る事がなかなか出来ません。スコープのズームを最大にしても、う〜ん。一番最初に見た時は、やった〜ライファーだで良かったんですけどね、次からはフラストレーションが溜まる鳥見となっています。
今回はビロードキンクロを1羽見る事が出来ました。以前室見川河口で見た事があったのですが、今回はもう遠い事。確認するだけで、眼がシバシバになってしまいました。
 
その後芦原で葦に擬態するサンカノゴイを見て、久し振りのクイナも発見しました。クイナ系はなかなか見る事が出来ませんね。ヒメクイナも話はあるのですが、出会えれば本当に僥倖でしょうね。
 
今津のマガン9羽から12羽へと増えていました!

今津のマガンは9羽から12羽に増えていました。