野 鳥 ニ ュ ー ス
どうにか寒波は去ったようです!

今年もあと残すところ1週間!

Vol.5 No.52

2005年12月25日発行

発行:室見川の野鳥

今年も今津で見られたオオハシシギ。

今津にトモエガモが70+入っていました。

頭の形で悩んだホオジロガモ。

凄い寒波でしたね。福岡は思ったより積雪もなくて、肩透かしだったのですが、鹿児島は積もりましたね。出水のツルも驚いた事でしょう。
 
この寒波もどうにか弛んで、クリスマスは良い天気で過ごせました。体も寒さに慣れて来たのでしょう、朝晩冷えてもそう辛くなくなりました。ということで、冬鳥を見に張り切るぞ!と言うところなのでしょうが、なんと今年も1週間を残すのみということで、何かと忙しくなって来ました。いろいろたまっていたものを、今年中に整理しないといけませんし…。
 
寒波の中も室見川では、相変わらずカモメウォッチをやりました。この寒波で面白いものが、という目論見は簡単についえました。
しかし今津ではトモエガモが70+入っているのを確認しました。昨年も年末の寒波で300+の群れが入りました。韓国南部の越冬していた群れが、寒波で池等が凍結して、餌場を失って飛んで来るんでしょうね。ホオジロガモも数が増えていましたし、ツクシガモも入っていました。
ホオジロガモなんですが、二つ池に♂の第1回冬羽と思われる個体が入っていたのですが、これの頭がペシャンコで、嘴も長く見える写真が撮られていました。私も確認に行ったら、潜水した後に羽が寝てそうなるようで、羽が乾いておにぎり頭になると大変身でした。
和白にも1度行ってみました。ツクシガモが凄い数になっていて、多くはないようでしたがスズガモの群れも沖に見られました。ホオジロガモにカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ウミアイサにカワアイサ♀も見られました。
干潟でトウネン冬羽を探したのですが、まだ潮が引いている最中であちらこちらへ飛び、捜し出せませんでした。ハジコチも今回は見つからずで、ちょっと寂しかったです。
人工島のソリハシセイタカシギ4羽が新聞にも掲載されて、人気になっているようです。まだ一度しか見た事がないので、できれば和白辺りでじっくり見たいのですが…。
今津にはオオハシシギが今年も来ています。夏羽になる前にいなくなるので、この地味な羽衣しか見られなくて残念です。

和白でその数が増えてきたツクシガモ。今津にも入っています。