野 鳥 ニ ュ ー ス

 

Vol.5 No.50

2005年12月11日発行

発行:室見川の野鳥

 

今週は室見川でカモメ類ばかり!

バードソンでは一日見ていました!

バードソン当日のホイグリン。背の色はあまり濃くなく、ウミネコ同等くらい。

7日に見られたモンゴルカモメの第1回冬羽。

こちらは10日に見られたモンゴルカモメの第2回冬羽。

寒さは続きます。来週は朝から雪とか。それにしても小鳥が増えません。東区側ではそこそこ見られているようなんですが…。そんな中で今週はずっと自宅側の室見川でのカモメウォッチング。3回目の室見川バードソンまでカモメウォッチに変更してしまいました。
 
ということで、今週はカモメ以外の話題は殆どありません。先週見られたミツユビカモメは反響が大きく、問い合わせもありましたが、あの時限りのイレギュラーです。
一週間室見川の小田部小学校横でカモメを見ていて、同じ個体が同じ時間に現れるなんて殆どありません。というか、個体識別の出来る白化したウミネコを見ていても、姿が見えない日は来る時間が違うのか、それとも来ないのか分かりません。
幼羽の多い日がれば、そうでない日。ウミネコが多い日に、カモメが多い日など様々です。まあ、ユリカモメは餌場にもしていますので、同じ個体が毎日いることもあるのでしょうが、幼羽の数とか見ると、やはり変動があるようです。
今回の「2005室見川バードソン」では一日カモメを追うことで、いくつ確認出来たことがありました。それはカモメ類は夜間は海で休むと言うこと。その為に日の出前から出かけて行きました。
最初に現れるのはユリカモメだと思っていたら、あにはからんやウミネコでした。日の出時間より前でした。まあ、カラス類やカモ類、サギ類、スズメに、カイツブリ、セキレイ類もちゃんと日の出前から活動していましたが。日の入り前には全ていなくなり、上流から海の方に飛んでいくユリカモメの群を見送った後は室見川は静寂に包まれました。って、カモ類は元気でしたが。
5日は同所でカワアイサの♀が見られました。ウミアイサに比べて見ることの少ないカワアイサですが、♂が以前室見川に入ったことがあり、それ以来でした。
あと、同所ではイカルチドリがずっと見られています。雨覆が幼羽っぽいので、第1回夏羽なんでしょう。
ハイタカ、ハヤブサ、ミサゴもカモメ類を狙って、よく見られます。

5日に室見川で見られたカワアイサ♀。6日もいたそうだ。