野 鳥 ニ ュ ー ス

 

Vol.5 No.45

2005年11月06日発行

発行:室見川の野鳥

 

今年もミヤコドリが人工海浜に!

ミユビもシロチドリも入っていました!

マリナタウン人工海浜の中央突堤で採餌するミヤコドリの若い個体。

人工海浜のミユビシギの群れ。

今津のコクマルガラスの暗色型。上手く撮れませんねえ〜!

暖かい日が続いています。水鳥はそこそこ渡って来ていますが、山の鳥はかなり遅い感じがします。キクイタダキは入っていますが、シロハラはまだ見ていません。昨年とは大違いの秋が進行中です。
 
室見川のユリカモメが増えて、カモメ類はカモメを覗いてほぼ揃った感じがします。当然通過個体もまだいるでしょうし、越冬個体がこれから入る事もあるのでしょうが。カモ類も河口のホシハジロも300近く迄増えています。しかし、カンムリカイツブリはまだです。今津でもウミアイアサやホオジロガモ等が入っていません。海ガモ系が遅いようです。
そんな中、室見川河口西岸マリナタウン人工海浜にシギチが入りだしました。ここは住宅地眼前の人工海浜で、いつも人出が多く、春秋のシギチの渡りのシーズンは、殆ど入る事はないのですが、流石に人気が少なくなる、北風吹きすさぶ冬場は越冬するシロチドリ等の採餌場であり、休憩場所でもあります。
昨年はミユビシギ70+にハマシギ100+の群れが見られましたが、今回も両種で100+の群れが見られました。波打ち際をちょろちょろ駆ける様を見ていましたが、ハマシギが少なくて、ミユビが70+だと思われます。砂浜を好むミユビシギが、これだけの数見られる場所は福岡では他にあまりありません。シロチドリはまだ3〜4羽で少ないですが、風を避けて、砂地の窪みに伏せている姿は本当に可愛いものです。
この人工海浜の離岸堤に、昨年は和白から満潮時にミヤコドリガ休憩に来ていました。今年はどうかなと思っていましたが、金曜日に若い個体1羽が見られました。それも離岸堤から、砂浜側の中央突堤に飛んで来てくれました。暫く採餌していましたが、満潮で中央突堤が波にかぶったので、戻ってしまいました。もう少し近くで見たかったのですが…。
 
今津ではクロツラヘラサギが27羽とか入っています。ヘラシギも1羽。ホウロク、オオソリハシ、ダイゼン等はまだいますがシギチの数は減りました。
農耕地にはミヤマガラスの姿を水曜日には見ましたが、まだ多くないようです。コクマルガラスも暗色型1羽を見つけました。三角池にはサンカノゴイの姿も。

人工海浜のシロチドリ。まだ警戒心が強いのか、なかなか寄せてくれませんでした。