野 鳥 ニ ュ ー ス

 

Vol.5 No.43

2005年10月23日発行

発行:室見川の野鳥

 

ジョウビタキがやってきました!
アメウズもまだ見られています!
 

残念ながら今週は写真が撮れなかったので、昨期のジョウビタキ♂です。

タヒバリも今津で見られました。(遠くて絵になりません!)

ツルシギも今年は多く見られているようです。

エリマキシギ♂幼。

土曜日の未明の雨でぐっと寒さが増してきました。これで平年並みと言うことですが、昨年が暖かったので、今年は早く寒くなっていく気がします。カモ類がぐっと増えて、冬鳥へシフトしつつあります。
 
土曜日に今津運動公園でジョウビタキ♂を初認。日曜日は玄関前でも見ることが出来ました。冬鳥が入ってきています。そろそろシロハラなども入るでしょうし、11月になるとツグミがやってきます。
先日は今津でムネアカタヒバリが見られましたが、タヒバリも姿を見せています。単独のようだったので、走りの個体でしょう。
 
カモ類も増えました。今津では河口でホシハジロやオシドリが見られましたし、室見川でもオナガガモが増えてきています。曲淵ダムのオシドリも30+となっています。この時期今津ではガン類が見られたり、トモエガモが見られたりするので、目が離せません。今津三角池でオオバンを見ましたが、久し振りでした。一体オオバンは今津で繁殖しているんでしょうか?
 
カモメ類はセグロ類が順調に増えているんですが、ユリカモメがいません。どうしたんでしょう?室見川でも人工海浜で1羽見たきりで、寂しい限りです。小田部小学校横までは登ってこなくとも、河口側にはいると思っていたんですが…。大濠公園とかはもう入っているんでしょうか?
 
シギチの方はまだまだ楽しめます。
抜けたと思っていたアメリカウズラシギがまだいました。あまり警戒心が強くないため、目の前でじっくり見ることが出来ます。皆さん肉眼で見てその小ささに驚かれるようで、私も最初見つけた時はヒバリシギ?と勘違いしたほど。双眼鏡などを使用していつも見ているので、実際より大きく見えてしまいますね。
今津の農耕地は稲刈りが終わり、水のあるところはないのですが、蓮田や水路でまだシギチが見られています。今秋少なかったウズラシギも幼羽が2羽蓮田で見られていますし、タカブシギはずっとまだいます。今までこんなに長くいたかな?って思います。幼羽に冬羽が混ざった第1回冬羽の個体も見られます。
タシギはそこそこ越冬するようで、クサシギも数羽見られています。
ソリハシシギもまだ見られています。ソリハシシギの幼羽や冬羽がイマイチ分からないので、気にしてみているんですが…。
あとは河口干潟でホウロクシギ、オオソリハシシギがずっと見られていますが、エリマキシギやツルシギも見られました。
クロツラヘラサギは5羽になっているようですが、1羽はヘラサギとのこと。寝ているところしかカウントしていませんでした。
粕屋の方では池の水が抜かれてシギチが入っているところがあるとのこと。オジロトウネンやヒバリシギも入っているようです。ヒバリシギは擦れた羽衣になっていて、今までこの時期に見たことがないので、是非見に行きたいと思っています。

アメリカウズラシギは胸の斑がV字に綺麗に途切れています。