野 鳥 ニ ュ ー ス

 

Vol.5 No.42

2005年10月16日発行

発行:室見川の野鳥

 

ツバメチドリの冬羽を初めて見ました!
カモ類も増えて来ました!
 

今津で見られたツバメチドリ冬羽。夏羽に比べるとやっぱり地味ですね。

今年はセイタカシギが多いですね。幼羽。

オカヨシガモのエクリプスかな?

赤みの多く残ったムネアカタヒバリ。

先週から今津にはアメリカウズラシギが出て、まだまだシギチも面白いなって感じですが、朝夕はかなり冷えるようになりました。金木犀の香りもただよっています。ジョウビタキのたよりもちらほらで、冬鳥へシフトして行きます。
 
今津のアメリカウズラシギを見に多くの人が集まったようですが、問題になる事もなかったようです。土曜日には鹿児島のattoさんや、大分のまーさんも来られたんですが、既に抜けたようでした。あまり警戒せずに、同じところで餌を採っていましたので見やすい個体でした。次に見られるのは何年後でしょうかね。
アメウズの他にはホウロクシギが十数羽入っていて、オオソリハシ、ハマシギ、オジロトウネン、ヒバリシギ、タカブシギ、セイタカシギ等。雨が降らずに水たまりが減っている状態にかかわらず、結構な種類のシギチが見られています。干潟が広がるとソリハシシギ、アオアシシギの他にメダイチドリも出て来ます。
そしてツバメチドリが見られました。当初2羽と聞いていましたが、私が見た時は別にもう1羽。冬羽を見るのは初めてです。夏羽に比べるとずっと地味ですが、味があります。それにしても飛んでいる姿はカッコ良いですね!やっぱり。白い腰が目立ちますね!
 
先月から今津の田圃で小鳥類に気を付けています。ツメナガホオジロはどうにか見ることは出来ましたが、セジロタヒバリは見つからず、マミジロタヒバリも確認出来ないままでした。あまりに沢山のヒバリを見たので、ヒバリに倦んでます。
そしてチーチー鳴いているタヒバリ類が、タヒバリなのか、ムネアカタヒバリなのか分からないままになっていました。K山さんからムネアカタヒバリだったと言われてから、ようやく姿を確認出来るようになり、写真もようやく撮れました。春の帰去時には結構見やすくなるのですけど、冬羽は今までよく見たことがありませんでした。冬羽と言っても、かなり顔や胸が赤いものもいましたが、上面の羽縁の白色が、夏羽と違ってはっきりしていました。
また、シマセンニュウを見かけました。北海道では鳴いてるところをじっくり見ていたものの、今津の草むらでから地面に出てきたところを見て、一瞬何か分からず、凸尾を見てオオヨシキリと一瞬思った次第。顔を見て違うと分かりながら、なかなか思い当たりませんでした。
しかし、鳥見6年となると、かなり細かいものまで見るように、また、見えるようになってきたと思います。図鑑作りを、おこがましいですがライフワークにしていますので、夏羽冬羽などの羽衣は目が離せません。また、ソリハシシギかで〜はなくて、冬羽じゃないかな?ってなります。未だに綺麗な冬羽や幼羽は確認出来ません。今年はタカブシギが結構遅くまで見られていて、第1回冬羽の個体も現在見られます。初めての経験です。キアシシギの冬羽も見たいのですけど…。
 
カモ類も増えてきました。こちらの幼羽、エクリプス探しも楽しいのでしょうけど、かなり難しいですね。いつも頭捻ってしまいます。この冬は是非メジロガモなんか見たいんですけど…。メジロガモは、ふられ続きの鳥です。

メダイチドリが今津で良く見られました。