野 鳥 ニ ュ ー ス

 

Vol.5 No.40

2005年10月02日発行

発行:室見川の野鳥

 

やっとトケン類に逢えました!
セグロカモメもやってきました!
 

やっとの事でホトトギス幼に出会いました。今年は少ない感じです。

今年2羽目のヘラシギ。今度は幼鳥でした。

今津ではツルシギが見られています。

愛宕の都市高速上のセグロカモメ。足の黄色いタイプ。

モズの高鳴きがしっくり来る季節になりました。良い天気が続いていましたが、この日曜からは曇りがちになるようです。今週は人工島の鳥類調査に参加したりしましたが、あまり鳥見しなかったような…。
 
今津の農耕地は稲刈りで、休耕田も水が抜いてあります。淡水系のシギチのピークは過ぎました。今年はピークらしいピークがなかったのですが…。そこそこの種類のシギチが見られましたが、ウズラシギは1羽だけしか見ませんでした。トウネンも100を越える数にはなりませんでしたし、ちょっと寂しかったですね。そんな中ではコオバシギが計4羽入ったので珍しかったです。
 
29日にはふくおか湿地保全研究会がやっている月例の人工島の鳥類調査に、お手伝いと言うことで参加しました。9時から12時までの3時間、市の港湾局の方が1名ついて、港湾局の車で工事区域内を廻ってくれます。工事区域内に入ったら、中の広いこと広いこと、3時間あれば楽勝と思っていたら、そんなことはありませんでした。カモ類がもっと増えていくと、すごく大変になりそうです。
この調査では、7月くらいからいるコウノトリ1、今秋初めてのクロツラヘラサギ1、やっぱりいるんですねのヘラサギ幼1等が見られました。同日には和白でミヤコドリ1も見られています。この日、都市高速の照明の上にウミネコではなくて、セグロかなと言うのが見えたので、土曜日に愛宕へ確認に行きましたが、やはりセグロカモメが来ていました。冬鳥が入り出しましたね。
 
このセグロカモメですが、海に近い都市高速の照明の上には止まっているのに、直ぐ下の上流側にある愛宕大橋の照明の上にはいません。そこにはウミネコがいて、何らかの理由で棲み分けているのかな?って思いました。この時期のセグロカモメは通過個体が多いようで、足の黄色いタイプが多く見られます。まだ小田部小学校横に水浴びに来るところは確認していませんが、ウミネコの中にセグロの姿を探すのも面白いでしょう。
 
で、水浴びなんですが、西部運動公園にトケンやヒタキ類を探しにいったら、ムクドリの群れが水浴びをしていました。コムクドリも混じっていたのですが、体が少し小さいからか、直ぐに追い出されてしまっていました。今年はコムクドリが長く見られる気がします。
 
トケン類はやっとのことで今宿野外活動センターでホトトギス幼と思われる個体を見つけました。昨年は西部運動公園はもとより野生の広場でもずっと見られいたのに比べると、少ないですし、平野部で全然見られません。これはサメビタキ類も同じで、未だに今年は見ていません。福岡城址や南公園はどうなんでしょう?
 
さて10月になりました。中旬にはユリカモメもやってきますが、カモ類が続々入ってきますね。今年はムギマキ見られるでしょうか?山の方も気になるこの頃です。

愛宕で久し振りにじっくり見たイソヒヨドリ。ハンサムでした。