野 鳥 ニ ュ ー ス

 

Vol.5 No.39

2005年09月25日発行

発行:室見川の野鳥

 

小鳥も渡っていますね!
久々にライファー2種でした!
 

今津の農耕地でムナグロ31羽の飛翔を見ました。その日は計55羽も見られました。黄色が目立つムナグロ幼羽。

今津ではツメナガセキレイも小群で見られました。

自宅から早朝コムクドリの群れが見られました。

今津になんで今頃いるのだろう?ツメナガホオジロ冬羽。

土日と凄い北風です。空はすっかり秋空。朝は半袖では寒いくらい。夕月を風の音で見ていると、鍋物が恋しくなります。風情はあるけど、鳥の出が悪いので困りものです。
 
先週末は今津にシギチがてんこ盛りだったんですが、その後は抜ける方が多くて…。稲刈も始まって、水が切られています。そんな中でオオソリハシの幼羽が6羽とか、ホウロクシギが10羽とか目立ちはじめました。
またコガモを中心にカモ類が増えて来ています。土曜日には三角池に177+羽も入っていました。シマアジも地味なエクリプスを含めて一時最高4羽確認しました。
流石にジシギは峠を超したようで、タシギが至る所で「ジェッ!」って鳴いて飛んでいます。これもどっきりすることが多くて困りものです。
 
先週末からヘラシギの情報が。それも2箇所から。ヘラシギは、毎年のように人工島を中心に博多湾東部で確認されていますが、まだ見ぬ鳥です。昨年ヘラシギのロシアの研究者の話を聞きに行って、今年こそはと密かに思っていました。
で、博多湾東部へ出向きましたが、既に抜けたのか、姿を見ることができず、翌日駄目もとで有明の方へ。
着いた時間が遅くて、既に干潟がなくなって、シギチが飛ぶところでしたが、初めて多くの鳥が堤防下で休むのを見ました。その中から1羽のヘラシギを探すのですから、難しいかなと思いきや、割と簡単に発見できました。トウネンが少なかったのが勝因です。
 
シギチが一段落したのでトケンやヒタキ探しをと考えていたら、セジロタヒバリの報が届きました。毎秋通過しているらしいとは聞いていましたが、今津の広い農耕地であのヒバリの数の中から探すのはうんざりだと、気にはしていても、真剣に探したことはありませんでした。こりゃ探さねばと思ったら、ツメナガホオジロもいるとのこと。ツメナガホオジロ?北海道の冬鳥で、近くでは出雲まで冬に行かないと見られないと考えていたので、吃驚でした。2種も見られるならばと意気揚々と向かったものの、そう簡単には見つかりません。結局ツメナガホオジロは一緒に探していたロビさんが見つけてくれました。翌日自分でも捜せたものの、セジロタヒバリは見つからずです。ツメナガホオジロはヒバリと一緒にクサの実を道路上で食べていましたが、一回りヒバリより小さい癖に、結構気が強くて、ヒバリを追い払う場面も見ることが出来ました。夏羽はもっと綺麗なのでしょうが、嘴がピンクで愛らしい感じの鳥でした。
今津ではツメナガセキレイも小群で刈田に降りていました。色味ない第1回冬羽が多いのですが、亜種マミジロツメナガセキレイと分かる個体も見られました。
 
自宅の居間から早朝コムクドリの群れが見られました。以前キレンジャクの群れが見られた電柱です。渡りは平地でも進行しているのですけど、まだトケン、ヒタキは平地で見ていません。この風が止んでからかな?

やっと念願のヘラシギを見ることが出来ました。まだ採餌行動は見ていません。