野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.5 No.29

2005年07月17日発行

発行:室見川の野鳥

 

梅雨明けしました!
雛も巣立ち始めました!

コアジサシの幼鳥。まだ頭に幼綿羽が残っているし、嘴も翼も短いです。

カルガモの雛。

ウミネコ幼羽。すり切れてない綺麗な幼羽でした。

7月に入ってそれまでは嘘のように降り続いた梅雨も明け、あっという間に7月も半分。すぐに夏休みです。シギチの戻りの話もあちらこちらから聞こえてきます。いよいよ、暑い夏の田圃巡りの季節が始まります。
 
コアジサシの繁殖が気になっていたのですが、梅雨の雨が怖くてなかなか脚を伸ばせませんでしたが、やっと見に行きました。もう巣立っていないのではないかと心配していたら、鳴き声が聞こえてきてホッとしました。車を停めて、歩道に立ったら、コアジサシの攻撃。こちらに向かって一直線に飛んできて頭上1〜2mの所を通過。繁殖地に足を踏み入れているならまだしも、ここは歩道だよと思いながら、石と草の間に見え隠れする雛や幼鳥を見てきました。糞爆2発を浴び退散しました。コアジサシ観察の方、くれぐれもご注意を。ヒッチコックの「鳥」を思い出しますよ!
 
カルガモやマガモの雛も順調に育っているようです。なかなか撮るチャンスがなかったのですが、今津の蓮田に親子で畦にいるところを撮ることが出来ました。
 
室見川にウミネコが帰ってきました。愛宕浜に170羽以上。今年生まれの幼鳥の姿は見つからなかったのですが、深江海岸で1羽見つけることが出来ました。セグロカモメ類は遅い時期にまだ幼羽というのを稀に見かけますが、ユリカモメの幼羽は未だに見たことがありません。今年はユリカモメがやってくる10月中旬は、真剣に探そうと考えています。
 
アオバズクはどこも順調に育雛が進んでいるようです。私が今まで見ていたところ以外にも、まだ何カ所も繁殖しているようで、新たに2カ所見つけることが出来ました。しかし週末までには巣立ちは見ることが出来ませんでした。ただ1カ所、巣穴が低いところがあり、離れたところから中の様子を見ることが出来ました。2羽いて、1羽はじっとこちら(外)を見ており。もう1羽は動き回っている様子でした。酷く警戒心の強いアオバズクもいましたが、ここは人通りも多くて、人慣れしているのでしょう。

巣穴から覗いているアオバズクの雛。