野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.5 No.25

2005年06月19日発行

発行:室見川の野鳥

 

阿蘇で高原の小鳥を見てきました!
デジスコ新システム使用開始?

昨年迄見られたところで見つからず、やっと見つけたコジュリン。

ホオアカの鳴き声も良くしていました。

Swarovski65+ズーム接眼+デジタルカメラベース+Coolpix4300

Swarovski65+30S+ターボアダプタ+Coolpix7900

先月からSwarovski ATS65HDにCollPix7900を固定して使用するデジスコシステムを試行錯誤していましたが、接続をSwarovskiのデジタルカメラベースを止めて、たーぼアダプタにしてみました。
 
鳥を見つけて撮るだけならば、もう4年以上やっているLeicaのスコープにCoolPix990を押しつけて撮るのが、私にとっては早くて、確実です。しかし、CoolPix990も本当にくたびれてきて、いつ壊れても仕方がない状態です。他のデジカメはと言うと、4500は990と同じレンズ部分が回転するスイバルタイプなので、使用しやすいのですが、ピント合わせに難があります。4300はピント合わせは良いのですが、スイバルタイプではないのでその分使いにくいです。つまり両機種とも990を超えないと言うことで、あくまでサブ機にしかなりませんでした。
私が押しつけデジスコをやっている間に、デジカメもスイバルタイプはなくなり、固定式はどんどんシステム化されていきました。
ということで、最新のデジカメCoolPix7900の連写機能を活かせるようにと固定式デジスコシステムを導入することにしました。スコープで観察して、デジカメをセットして撮る、そして又観察という、私の鳥見のスタイルに合わせるために、デジカメの着脱のしやすさを優先しました。以前Leica用に手に入れた固定アダプタは3点のネジ止めで、着脱が大変でしたので、すぐにお蔵入りしました。
そういうことでSwarovskiのデジカメベースを手に入れたのですが…。流石に純正品なので、スコープ本体に着けても違和感がなく、観察時のカメラの保持もしっかりしていて、なかなか良い感じでした。しかし問題が…。それは光軸合わせがひどく難しいのです。デジカメをシューに載せて、デジカメベースにセットするのですが、シュー受けが1点で止まっているため、どうしても左右にぶれるんです。アイピースとデジカメのレンズの間は空いていますので、後ろからの光も影響します。
従って、観察から撮影への切り替えもあまりスムースとは言えない状態でした。改良の余地はあるのですが…。
そこで、えいやっとデジカメベースを脇に置いて、観察も出来るようになった、Swarovski単焦点アイピース用たーぼアダプタを手に入れました。ズームのアイピースを使っていたので、単焦点は使いづらそうでしたので、ケラレがでず、倍率のあまり高くない30倍のものにしました。私が普段スコープ20〜30倍、デジカメ1.5〜3倍(ワイド側はケラれるため)で撮っているので、丁度その範囲はカバー出来ます。
この新システムを持って阿蘇の草原に行ってみました。30倍の倍率で、慣れないSwarovskiの胴回しピント合わせなので、まずは被写体をスコープに入れるに一苦労。スコープについている単なる筒状の照準を初めて使用しました。市販の照準機とは全然違うでしょうが、ないよりましでした。カメラのセットはネジ1点なのでスムーズです。デジカメベースより早いと思います。只外したカメラをどうするかが問題。押しつけ方式では990を頸からぶら下げていますので、7900もそうすれば良いかな?と思っていますが、レリーズが邪魔そう。
またたーぼアダプタも観察が出来るようにスムーズに引き出せるのは良いのですが、眼鏡に当たる金属の感触が…。
眼鏡を遠近両用にしましたので、液晶モニタを見ながらのピント合わせが出来たのですが、やはりイマイチでした。

至る所で鳴いているコヨシキリが、一番の歌い手でした。