- GWが終わりました。昨年は家族で阿蘇に一泊旅行に行ったけど、今年は何処にもいかず、でも結構忙しかったような…。まだシギチは少ないですが、ここに来て夏鳥は結構入ってきたようです。
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- しかし雨は降りましたし、田圃も田植えがどんどん進んでいるようなのですが、今津には淡水系のシギチが全然いません。太郎丸などを廻っていても、静かなもので、水路や川を覗くとクサシギやタカブ、タシギ等の姿を見るのですが…。
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- 干潟の方は先週からいるチュウシャク、ソリハシ、アオアシの他にキアシシギが増えています。オグロシギの群れが見られたり、ハマシギの小群が入ったり、ウズラシギが2羽いたりしましたが、あまり目立ちませんね。
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- そんな寂しい中で、初めて今津でケリを発見しました。1日しか見なかったので、移動中に雨のため降りたのかも知れませんが、丁度タゲリの話題が出ていたので嬉しかったです。どうもタゲリの繁殖地が広がってきていて、福岡市内でも見られるようになりそうです。身近な鳥になると嬉しいのですが。
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- また、越冬個体は全て北へ帰ったと思っていたタゲリが1羽、今津にいました。以前♀個体が越夏したことがありますが、今度は♂で、綺麗な夏羽姿を楽しませてくれています。稲の植わった田圃にその姿を見て、文字通り田鳧だなんて思っていました。
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- さらに、春に今津でジシギを見ることは少ないのですが、今回ハリオシギを見ることが出来ました。それも車の前のアスファルト道路に舞い降りてくれて、吃驚!田の畦を草に巧みに隠れながら、ミミズを食べていました。田に降りても、嘴を水面に立てることはなく、畦の土に立てていました。こういうところが、蓮田や水路などで水の中をつついていることが多いタシギとの食性の違いなんだろうなと思いました。秋に見られるジシギもハリオが多いように感じます。渡りのルートなんでしょうか?
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- そして極めつけが夏羽に換羽中のシロエリオオハムです。肩羽根に白い斑がある夏羽の個体を見ることがあっても、まさか頭部まで換羽している個体を地元で見ようとは思いませんでした。頸はまだ換羽の途中ですが、はっきり夏羽と分かります。冬羽とは全然イメージが変わりますね。
- 以上のように今津では先週のアカツクシガモ以来、なんか脈絡もなく、妙なもの、羽衣が珍しかったり、季節が珍しかったり、がたて続きに出たことになりました。
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- 室見川もキアシシギが増えています。最下流の愛宕周辺や、中流の堰の周辺などでその姿を見ます。クサシギが今津だけではなく、室見川にもまだいて、夏羽へな換羽状態が観察出来て良いのですが、どうもキアシシギには弱いようで、採餌中追い払われる場面を何度も見ることが出来ました。
- 山や公園ではやっとキビタキ、オオルリの他にサンコウチョウや、マミジロ、シロマユキビタキなども出ており、賑わっているようです。
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今津では初めて見たケリ。
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タゲリの♂夏羽も今津で見られています。
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シマアジは最高♂♀2ペア確認されました。
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