野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.5 No.17

2005年04月25日発行

発行:室見川の野鳥

 

トダニさんと対馬へ行って来ました!
目指す天子には会えず!

今回もイマイチのコホオアカ。赤いほっぺが可愛いのですが。

今年もトダニさんと対馬へ行って来ました。土曜日午前0時15分発のフェリーで寝ていって、朝5時厳原着。帰りは日曜日午後7時の飛行機。まるまる2日鳥見していました。空港のトイレで鏡を見たら、顔が陽に焼けていました。そりゃそうだ!
 
今回の対馬行きはヒメコウテンシが出ているとのことで、是非これを見たいと言うこと以外は、まだ渡りも本格化していなかったようなので、特に目的の鳥はありませんでした。
 
土曜日は真っ先にヒメコウテンシポイントへ向かいました。しかしヒメコウテンシの姿は無く残念でしたが、運良くヤブサメやアオバトの姿を見ることができました。
その後通信使さん宅へお邪魔して、未だに撮れないコジュケイをと思ったのですが、こちらも出てくれませんでした(お昼前に出てきたそうです)。コマドリの鳴く通信使さん宅では、厚かましくも朝食をお呼ばれし、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
その後、舟志から佐護へと回りました。途中では足の真っ赤になったササゴイを見たり、キビタキなどの鳴き声を堪能しました。舟志ではカケス、キマユホオジロ、コホオアカ、シベリアアオジ、ムネアカタヒバリ、マミジロタヒバリ等が見られて、昨年同様楽しめましたが、佐護ではタイワンハクセキレイ10羽前後の群れを見たくらい。
陽が傾いてきたので、再度ヒメコウテンシポイントへ戻ると、通信使さんも来られていましたが、やっぱり見あたらず。トウネン夏羽が入っていました。
土曜日最後にトダニさん未認のヤツガシラを見に、ヤツガシラポイントへ回りました。何とも人慣れしたような個体で、夕日を浴びながら、せっせと採餌していました。

キマユホオジロは多かったです。

ヤツガシラが冠羽を広げたところは又撮り逃がしました!

久し振りにカケスを見ました。横向きが撮れず残念。

対馬では毎年サシバに会えます。♀個体。
日曜日は5時置きの予定が、二人とも起きられず6時過ぎにホテル出発でした。これが悪かったのか、南のポイントを回りましたが、上手く行きません。アカハラなどが賑やかに囀っていましたが、すぐに裏山に飛んでしまって結局よく見られず、初めてコウライキジを撮ったくらい。
10時から通信使さんや貞光さん主催の探鳥会だったので、昨年に続いて参加しました。今年は20名を超えた参加者で賑わいました。前日までシロハラホオジロなどのホオジロ類も多く出ていて、ギンムク等も出ていたらしいのですが、風もあったためか、これといって出ませんでした。実は金曜日にここでもヒメコウテンシが出ていたのでかなり期待していたのですが…。
それでもキマユホオジロがそこそこ多くて、ノジコ、コホオアカも見られました。最後にヤツガシラが飛んでお昼になりました。
お昼を皆さんと一緒に食べ(といっても、皆さん持ちよりのごちそうをお呼ばれしたのですが)て、再度浅藻〜内院と回りました。
朝見つけられなかったツバメチドリが、田んぼの畦沿いで、餌採りをしているのを見てから、少し調子が出てきて、サシバやカケスを撮ることが出来たり、探鳥会の時は撮れなかった亜種サンショウクイやヤツガシラを撮れたりしました。
そして最後に再度ヒメコウテンシポイントへ。う〜んいません。結局天子は私に微笑みませんでした。タマシギ♀を見つけて探鳥はお終い。
今回の対馬ではタカブシギがあちこちで見られ、また寄せてくれたので一番よく撮っていました。キマユが多かったのも初めてでしたし、カケスを両日とも見られたのも初めてでした。
 
渡りは遅いようで、室見川のオオヨシキリは22日にも確認出来ませんでした。

亜種サンショウクイは初めて撮れました。

マミジロタヒバリは近かったけど、陽炎メラメラ。

ツバメチドリの餌採りが楽しかったです。頸を伸ばして軽くジャンプ。アブなどを取っていました。