野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.5 No.15

2005年04月10日発行

発行:室見川の野鳥

 

室見川は桜満開でした!
今年はシギチの渡りも遅いようです!

メダイチドリ夏羽雌雄(上が雄)

室見川の桜も満開を迎え、週末は大賑わいでした。なんか急に暑くなって、ちぐはぐです。少なくとも2週間前まではジャンバー着て鳥見行っていたのに、今は長袖シャツをまくらないと暑すぎるって感じです。あまりに急な春の進行に鳥たちは付いて来られないのでしょうか、シギチも少な目です。ジョウビタキはいなくなりましたが、ツグミはまだ残っているようです。
 
今津にシギチが少ないので、土曜日にまた有明海までシギチを見に行きました。午前中の大潮の満潮で、潮位が5mを超えているという条件で、天気予報も晴れ!これで行かなきゃ鳥見人じゃないとばかりにいさんで出かけたものの、濃霧警報。
予定通りの潮の加減で、シギチの大群は汀まで寄ってきているのに、霧で視界がすっきりしませんでした。金太郎さんや、大分のまーさんが来られていました。何回見ても凄い数のシギチで、今回は足の黄色いホイグリン系のカモメ類が多くて、かなりの率でホイグリンだろうと思われました。
前回見なかったウズラシギやコアオアシシギの他にハジロコチドリ発見。和白で1度見たきりだったので、これが2度目のご対面でした。ちょっと興奮して夏羽に思えたりして、反省反省…。トウネンは換羽が進んで、かなり赤くなっている個体が多かったのですが、ヨロネンと思われる個体は残念ながら発見できずじまいでした。夏羽のヨロネン。喉の白いところをバッチリ見てみたいのですが…。
室見川のオジロトウネンは、金曜日に見えなくなっていましたが、土曜日にまーさんが見られているので、まだいるようです。
 
福岡ではオオルリの情報が入ってきました。もしかしたら、遅れている分、どっと入ってくる可能性があります。ノビタキもちらりと出ていたようでしたが、その後見られていないようなので、今週あたりかな?
梅雨時の芦原の王者オオヨシキリは、週末あたりやってくるでしょう。オオヨシキリの室見川初認は2001年と2年が4月18日、3年と4年は4月17日でした。♂が先に来て縄張り宣言をします。初鳴きのポイント予想は、昨年同様、橋本橋下流西岸の芦原の灌木のあるあたりが一番じゃないかな?

久し振りにハジロコチドリを見ました。

トウネンも夏羽に換羽中で、この個体は顔だけ赤い。

室見川のオジロトウネンはまだいるようです。