野 鳥 ニ ュ ー ス

なんと福岡で震度5弱の地震!
※福岡西方地震の震度は最終的に震度6弱でした。
 
春の室見川も揺れました!
Vol.5 No.12
2005年03月20日発行

発行:室見川の野鳥

 

コチドリも室見川に戻ってきていました。囀りを聞く間もなく、この後すぐ地震で飛んで行ってしまいました。

春分の日を挟んだ3連休で、天気予報でも上々の日より、遠征3連チャンのはずだったんですが…。福岡で生まれて、こんな地震は初めての経験。もう吃驚!他の場所で地震が起こって、地震保険が話題になっても、福岡じゃあ売れないだろうなくらいしか思っていませんでしたが、こう目の前に壊れた屋根瓦、壁、塀などを見るにつれ、人間体験しないとやっぱりわからんな〜と思う次第でした。大学時代の福岡大渇水と、送電線が倒れた颱風に続く、私の天災ベスト3でした。10年前の3月20日、タイに旅行中、地下鉄サリン事件を知りました。3月20日って一生忘れられない日になりそうです。
 
地震はさておき、春らしい天気になってきました。もう寒さはぶり返さないで欲しいものです。
各地で渡り鳥の話が聞かれます。昨年はオオチドリやヤツガシラがこの時期に見られたんですが、今年はまだ聞きません。ヤツガシラは沖縄、鹿児島、そして対馬で見られていますから、福岡でも見られてもいい時期なんですが…。
連休初日は唐津までアビ類を再度見に行きました。「アビ類冬羽の識別」を書きながら、イマイチな部分があったので、確認です。
結果的には、ハジロカイツブリの夏羽ばかり見ていたし、最後にシロカモメ第2回冬羽を見つけた事の方が嬉しくて…。北海道などでは当たり前の冬鳥でしょうが、九州で見られるのは本当にまれです。あまり人気がないカモメ類ですから、話題になりませんが…。
室見川では、クサシギがだいぶん夏羽になっているのが見られました。コチドリも姿を見せています。この冬は越冬している個体を全然見ませんでしたから、渡ってきた個体なんでしょうか?今日は3羽見ました。暫くすると賑やかに囀って、ペアリングの争いが見られるでしょう。
ジョウビタキ、ツグミ、シロハラもそろそろお別れです。今日はイカルの10羽ほどの群れを見ました。今冬は本当にイカルによく出会う冬でした。
明日も休み。でも鳥見になるかな?

夏羽のハジロカイツブリ綺麗でした。

天気がいいとツリスガラも芦原から出てきました。

シロカモメ第2回冬羽。久々に見つけた!って感じがしました。