野 鳥 ニ ュ ー ス

Vol.5 No.10

2005年03月06日発行

発行:室見川の野鳥

 

週末に名残?雪

室見川にツバメが帰ってきました!

残念ながら写真は昨年6月のもの。なにせ飛んでいる姿しか見ることが出来ませんでしたから。

昨年は3月1日に確認していた室見川のツバメ、今年は3日に1羽が、イワツバメの群れと一緒に飛んでいるところを確認しました。
 
ツバメが飛んでいるところの写真が撮れたら良いなとは思うのですが、やはり速いですね!新幹線の名前になるくらいですね、本当に。
ツバメがやってきて、春の訪れももう少しと思ったところに、週末の雪でした。積雪量はそうありませんでしたが、今年は本当によく雪を見たなと思いました。遠出したかったのですが、日曜日は都市高速も通行止めでした。
室見川では、今年も小田部小学校横でカモメ類の水浴び、羽繕いが見られます。お昼前後が一番多くて、1,000羽近くなります。朝海や河口で餌採りをしたカモメ類が三々五々集まってきます。ユリカモメはいつもいますが、カモメ、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメ等は殆ど、この場所ではこの時しか姿が見られません。
そんな中に、今年もホイグリンカモメやモンゴルカモメの姿が見られます。北へ帰る途中に寄っているんでしょうか、それとも福岡で越冬したんでしょうか。シロカモメやワシカモメなども探しますが、残念ながら見つかりません。3月いっぱいはお昼のカモメウォチングは楽しいものです。ただし、水浴びや羽繕いでじっとしていませんし、一通り終わると、首を倒してお休みモードになるので、観察は結構難しい面があります。気長にやるしかありません。
 
この冬の今津はシギチが少なくて寂しい限りでした。毎年越冬するアオアシシギも3羽くらいしか姿を見ませんし、シャクシギの姿はありません。それに対して室見川はシロチドリとハマシギは殆ど毎日見られましたし、ミユビシギやオジロトウネンもその姿を見せてくれました。そんな中、なかなか姿を見せてくれないのですが、今津にはまだオオハシシギがいました。夏羽になるまでいると良いのですが、一昨年も昨年もそうなる前に姿を消してしまいましたので、今年もダメかな?
今津ではズグロカモメの頭が黒くなりつつあり、ユリカモメの頭の黒い個体も見られました。

今津には頭が黒くなったユリカモメが。

今津ではオオハシシギもまだいました。

室見川のモンゴルカモメ第1回冬羽。白くて綺麗です。