室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第53号
2004年12月26日発行
発行:室見川の野鳥

年末になってようやく寒くなってきました!でも寒いの嫌い!

マリナタウン離岸堤で波の飛沫を浴びているミヤコドリ。
暖冬で冬鳥の渡来が遅くなっていましたが、ようやく寒波がやってきて、平年通りの寒さになりました。鳥が来るのはいいのですが、寒いのは苦手です。
 
日曜日には早朝から和白へ行って来ました。曇っていて、朝日が全然見えず、暗い中での鳥見です。丁度潮が満ちてきていて、抜群の観察、撮影時間なんですが、暗くて…。
いつもはマリナタウンで見ているミヤコドリを、久し振りに間近に見ることが出来たのですが、寒い!風は思ったよりないのですが、3時間ほど粘っていたので、最後は手が震えて写真が撮れない状態に。自分でもバカだなと思うのですが、どんどん鳥が寄ってくる状態で帰るなんて出来ませんよね。

ミコアイサもようやく登場。

和白でアメリカヒドリがみられました。

今津ではトモエガモも見られました。
和白では遅れていたツクシガモもかなり増えていました。それでも例年よりは少ない感じです。ヒドリガモの群れの中にアメリカヒドリを発見。今まで近くできちんと撮ったことがないので、結構粘ってみました。近いのですが、カモの群の中で右往左往していて、その上暗いので、ぶれてばっかり。上手くいきません。
ハジロコチドリやヨーロッパトウネンを探しましたが、ハマシギとトウネン、ダイゼン、シロチドリだけ。あの黄色い足は見つかりませんでした。残念。
潮がほぼ満ち、ミヤコドリが飛んだのを機に撤収してきました。車の中が天国でした。
 
このミヤコドリ。満潮になるとまだマリナタウンの離岸堤にやってくるようで、先日は波飛沫を浴びながら休息していました。カモメ類はほとんど風のない愛宕浜に移動していたのですが。春までこのように休息にやってくる姿が見られると嬉しいです。
 
今津ではコーナー裏ポンプ施設の工事が進んでいます。その付近をチョウゲンボウ♂第1回冬羽が餌場にしているようで、ホバリングなどを見せてくれます。ヒシクイはどうも抜けたようですが、トモエガモは二つ池などで見られています。なかなか近くで姿を見せてくれないので、困りものです。
ミコアイサ♀2羽が太郎丸の南の溜池で見られました。多々良川の方にも先日入っていたようですし、♂個体は粕屋の方で見られ始めました。やはり遅いですね。
 
ちらちらとベニマシコの話を聞きます。年末まで良い天気にはならないようですが、最後に赤い鳥探しもいいかも知れません。
それにしても1年は早いですね!

和白でもようやくツクシガモが増えてきました。