室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第48号
2004年11月21日発行
発行:室見川の野鳥

朝晩冷え込みます。ルリビタキが見られるようになりました。

油山のルリビタキ♀タイプ。
まだ寒さは本格的には来ていませんが、朝晩は冷え込みます。流石にムギマキ、キビタキの姿はなくなったようです。そしてルリビタキがやってきました。
 
昨季は若いルリビ♂が西油山に居着いてくれて、本当に楽しむことが出来ました。今年は綺麗な青の成鳥♂が居着いてくれたらなと思っていますが…。小戸公園にも昨季は♀タイプがいたので、探していたら、今年も来ていました。とすると西油山には?と向かうと、いました。でも♀タイプ。翌日出直すと、今度は囀っている個体がいます。♂第1回冬羽なんでしょう。そうしたら、♀タイプが追いかけ回します。止まって囀り始めると、追い立てるを繰り返しています。縄張り争いなのでしょう。翌日は♀タイプがゆっくりしていたようなので、縄張りを守ったと言うことなんでしょうか?

今津のダイゼン第1回冬羽。

和白で見た今季初認のミユビシギ。

アカハラも結構多いのでは?
ツグミが数を増しています。今津の田んぼはツグミだらけと言った感じ。公園などではまだシロハラが多いのですが、シロハラってこんなに多かった?と今更ながら疑問を感じています。
 
ムギマキが多く見られたことを始め、マミチャジナイ、クロツグミと今年は普段あまり見られない鳥が何カ所ででも見られています。そう考えるとシロハラの数はやはり異常じゃないでしょうか。またアカハラも普段より多く見られています。カモ類、カモメ類が少ない、遅いな〜と感じるのと比べると対照的ですね。
ホオジロ類も少しずつ増えてきているようです。アオジ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ホオアカと見ていますが、オオジュリンをまだ確認していません。来ているんでしょうけどね。今季はシベリアジュリンを是非見つけたいのですけど。
 
土曜に今津、日曜に和白に行ってみましたが、まだツクシガモの姿はありませんでした。和白のミヤコドリ3羽はあまりに遠く、干潟横断をしなくて行かなくなり、途中で断念。何せまだ引いていたので、近寄るより、遠くなる感じだったので。
クロツラとヘラサギの群れは、両方で30前後の群れが見られました。今年は多いですね。
今津ではダイゼンとタゲリが目立っていたくらいで、オオハシシギは一度目撃されたようですが、見つかりませんでした。
和白ではハマシギ、シロチドリを中心とした小型シギチの群れを、楽しんでみていましたが、中にヨーロッパトウネンと思われる個体があったり、白いミユビシギが数羽見られました。残念ながらハジロコチドリは見つからずでした

藪の中でアオジの鳴き声がよく聞かれます。