室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第45号
2004年10月30日発行
発行:室見川の野鳥

今週は山で小鳥ばかり見ていました。デジスコは辛い!

ムギマキ♂。ISO200、露出補正-1.3、1/88sec
先週日曜日にちゃぼさんから山でムギマキの情報があり、それからずっと山。マコさん達も同じように山通いのようでした。それにしてもこういう時ってデジスコは辛いですね!
 
山に行くと紅葉も進んでいますが、カラスザンショウの木に実がついています。ムギマキはこの実が好きだと聞いていましたが、一番お気に入りはメジロのようで、よく食べに集まってきました。そんな中にキビタキ、オオルリ、そして本命のムギマキの姿も。
地味な鳥ばかり撮っていますので、綺麗なその姿にうっとり…もしておれない忙しさ。メジロほどは早くないですが、デジスコで追いかけるのには充分に厳しい早さ。スコープに入れた。ピントを合わせて、カメラを…、もういません。

オオルリ♀。下のキビタキ♀との違いは?

こっちがキビタキ♀。

オオルリ♂若。結構出てくれました。
いても、あっち向きだったりして、待とうとすると飛ぶ。それに、木陰だったらいつものシャッタースピードが稼げないため、手ぶれに、被写体ぶれ。デジカメのAFもぜんぜん来なかったり…。こんな事を10回も続けていると、気分が萎えてきます。
それでも、撮りたいと思わせるこの綺麗さ。一度キビタキ♂が黄色い胸を見せたその横5cmにオオルリ♂若が青い背中を見せて止まりました。夢のようなシーンでしたが、当然デジスコには間に合わず。葉陰にオレンジの胸を見せて止まるムギマキ♂は何度見ても綺麗です。
オオルリも、キビタキも♀は結構明るいとこでじっとしてくれるんですが、華やかな羽衣を纏った♂達は危険を感じるんでしょうね。
この良く姿を見せてくれたオオルリ♀とキビタキ♀は実はかなりよく似ている姿をしています。右に写真を掲載していますが、ぱっと見たら同じですよね。実際にフィールドで見ている時は、オオルリの方が2cm程大きいので、体型ですぐに分かるんですが、写真で見ると迷いますね。オオルリの方が腹から下の白さがはっきりしているということが大きなポイントですが、映り方次第では分からない場合もありますから。
このほかにツグミ類もシロハラの他にマミチャジナイが良く見られています。マミチャジナイって秋にこんなに見られるんですかね。初めての経験です。
もう少しで、ツグミもやってきますので、何か面白い奴が混じっていないか楽しみです。
 
人工島にはツクシガモがやってきています。ミユビシギも和白で見られているようです。冬鳥が揃ってきましたね。
来週は深江小学校のフィールドワークです。今年も4年生と一緒に鳥の勉強をします。

キビタキ♂。上手くいきませんね〜!ISO200、露出補正-1.3、1/176sec