室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第39号
2004年9月19日発行
発行:室見川の野鳥

夕立の日が続きました。渡りも進んでいるようです!

車軸を流す夕立に立ちすくむタカブシギ。
午前中晴れていても、にわかに雲がわき、雷に夕立。そんな洗濯指数0みたいな日々が続きました。シギチはそれなりに入ってきていて、活気を呈していますが、山の方も賑わいを見せています。
 
秋のこの時期彼岸花が咲いている室見川河畔では、野生の広場にコサメビタキがやってくるのですが、今年はまだ見ていません。今宿野外活動センターではエゾビタキが見られました。他の場所でもエゾビタキばかりの報が入ってきています。このところコサメよりエゾの方が多い渡りのようです。オオルリやキビタキ等も渡っているようです。
そしてトケン類が結構見られています。野生の広場でもその姿が見られましたが、西部運動公園でツツドリが2羽見られました。
縄張り宣言中のモズに追われながらも、毛虫を見つけては食べていました。

ツルシギ幼羽は綺麗でした。

1羽は上面がかなり褐色だったので、もしやセグロカッコウ?かと舞い上がりましたが…尾羽などを見て違うことに気付きました。それにしてもトケン類はこの時期鳴かないので、識別が大変です。飛んでいるところだけでは私には殆ど識別できません。
そして、今宿野外活動センターではジュウイチが見られました。ジュウイチは、一度室見川最上流の水無で鳴き声を聞きましたが、まさか渡りの時期にみられるなんて思いもしませんでした。室見川上流でもジュウイチの幼鳥が見られているようです。トケンの当たり年なんでしょうか?ついでにこの調子でセグロカッコウも出てくれないでしょうかね。

西部運動公園で見られたツツドリ。

ジュウイチはライファーでした。
この天候でアカハラダカなどのタカ渡りには影響が出ていたのでしょうが、今宿野外活動センターでハチクマが10羽ほどの鷹柱を作ってどんどん上昇していくところを観察することができました。一人で見るにはもったいない風景でした。見えなくなって思ったのですが、登っていったハチクマはその辺の山に止まっていたわけで、じっくり探せば、梢に止まっているところが見られたんじゃないのか?贅沢な話ですかね?
今週今津ではロビさん、Psukeさん、テルテルさん、とさまるさん、広島のKOMOTOさんなど多くの人に会いました。みなさん、良い渡りの鳥見を!

オグロシギはまだ今津にいます。