室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第32号
2004年8月8日発行
発行:室見川の野鳥

シギチはまだまだ?コアオアシシギが見られました。

コアオアシシギはやはりスマートで綺麗です。
颱風が逸れてから、良い天気が続いています。暑いです。でも、じわじわとシギチの数が増えてきています。
 
田尻の水処理場用地は重機が入り、茂っていた雑草を削ってしまったので、水が溜まった人工池状態。丁度シギチ休憩用に作られた感じがします。何か入っていないかと目を凝らしますが、残園ながらサギ、カモ類以外は見あたりません。アカエリヒレアシシギの群れなんかが入ると良いんですが…。
アオアシ、キアシ、ソリハシの数が少しずつ増えている他は、これと言って新しいシギチが入らない週でした。期待しながら休耕田等を廻っているのですが、静まりかえった水面の上を赤とんぼが飛んでいます。
唯一、コアオアシシギの幼羽から第1回冬羽へ換羽中の個体2羽が、金曜日に太郎丸で見られました。
日曜日には周船寺川水門付近で、アオアシと一緒にいる

クロツラだけではなく、ヘラサギも見られました。

ところが見られました。よく似た2種ですが、見比べると大きさで一目瞭然です。
クロツラヘラサギの群れは時々いなくて、多分人工島方面へ行っているのでしょう、その中に1羽ヘラサギも見られました。昨年から多々良川で見られていた個体でしょう。
また、カラシラサギの冬羽へ換羽中の個体が見られました。先々週くらいから見られていた個体がそのまま冠羽しているのかもしれません。あのボサボサの冠羽がなくなり、識別がしづらくなっています。黄色に黒を混ぜたような脚の色に着目して探さないと、見つけづらいです。
しかし、暑いですね。お昼の今津で鳥を見ていたら、汗びっしょり。着替えをしても、また汗が噴き出します。羽毛を纏った鳥たちは暑くないのでしょうか?口を開けたままのタカブシギなどを見ますが、やはり体温調整なのでしょうか?

タカブシギはひっそり隠れていました。

カラシラサギの冬羽へ換羽中の個体。