室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第27号
2004年7月5日発行
発行:室見川の野鳥

暑いですね!早いもので、そろそろ鳥見5周年です。

ん?何か違うぞ!(7/5撮影分)
週末はまた鳥見なしでした。で、ニュースの更新も遅くなりました。ちょっと天気が良くなっても、暑いし、蚊もいるし、鳥いないし…と、最近こんな感じです。と言いながら、そろそろ鳥見5周年。鳥見始めた頃は、そんな不平もなくて、寸暇を惜しんで鳥見していたんですが…。
 
さて、見られる鳥は相変わらずですが、室見川H神社のアオバズクを今日見に行ったら、どこか変。珍しく見やすいところにいたんですが、今までより細くて、小さい感じ。どこが違うんだろうと見ていたら、翼の白斑が殆ど目立たないことに気付きました。6月17日の写真までははっきり翼の白斑が目立っていました。また、胸の褐色斑も少なく感じます。6月29日の写真まではもわっと斑がありました。また、眉間の白斑がとてもはっきりしています。ということで、もしかしたらこれは雌で、抱卵が終わって出てきたのか?

翼の白斑が目立つ。(6/4撮影分)

ということは、雄個体が近くにいるはずだと探しましたが、見つかりませんでした。
一番最初に見た5月19日の写真の個体は胸の褐色斑が多くなく、今日の個体と同じ感じがします。詳しくはアオバズク観察記録をご覧下さい。
ということで、これからちょっとH神社のアオバズクは目が離せません。しかし、室見のS神社は2日の確認に行きましたが、残念ながら見つけられませんでした。今年は繁殖していないのかもしれません。
 
最初にも書きましたが、この時期は目に付く鳥が少なくて本当に鳥見としては面白くありません。子育てに専念しているためか、目立つところにはなかなか出てきませんし、葉も茂っているし、陽射しも強いし…。
それともう一つ。結構羽がボロボロの個体が多いため、綺麗じゃないと言うこともあります。

モズもだいぶん羽が摩耗してきています。

ピンぼけのオシドリ♂です。

モズですら、なかなか姿を見せてくれないのですが、やっと見られたかと思うと、かなり羽が摩耗していることが分かります。オシドリの♂が室見川中流で見られたのですが、銀杏羽はなく、一瞬何の鳥か分かりませんでした。しかし、流石に警戒心の強いオシドリ。一瞬で飛んでしまいました。
 
さて、そろそろ干潟に鳥が戻ってくる時期です。昨年7日には今津でクロツラ2羽見ているし、11日にはダイシャクなどを見ている。気の早い連中が繁殖地から戻って来るのだろう。この時期は夏羽を残した個体が多いの、それが楽しみです。

ハクセキレイの幼鳥だと思うけど…なかなか難しいものです。