室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第25号
2004年6月20日発行
発行:室見川の野鳥

ミヤマホオジロが繁殖?ホオジロ一家を見てました。

この時期に出会うなんて吃驚のミヤマホオジロ
颱風はまた福岡を避けて関西方面に行くようです(6月20日22時現時)。颱風の通り道の方お気をつけて。しかし、鳥が少ない季節は、鳥見にも力が入りません。梅雨時の晴天ってこんなに暑かったの?って最近よく思います。歳なんでしょうね。
 
こんな時期は身近な鳥をちゃんと撮ろうと、先日からやっているのですが、今週はホオジロ♂夏羽を撮ろうとしていました。で、行った先が西部霊園公園。毎年ホトトギスなんかが見られる場所で、家からは近い山というロケーション。行ってみるとすぐにホオジロ♂が囀っているのに出くわしたのですが、すぐに飛んで、今度はメス。メスが時鳴きしながら低い生け垣の裏へ。私も裏側に回ったら、なんとホオジロの幼鳥がいました。自分の方に逃げて来るようにということでしょう、♀がしきりに鳴いていますが、地鳴きしながらも、動こうとはしません。嘴の黄色と口腔の赤がとても綺麗でした。

お父さんホオジロ。でも胸の黒斑がはっきりしません。

3日通いましたが、西部霊園公園内には、ホオジロはこの1ファミリーしかいないようです。公園入り口方面は別のファミリーの縄張りのようでした。
ホオジロは3〜5個の卵を産むようですが、幼鳥は1羽しか見ることができませんでした。この幼鳥も最初の日より次の日と、徐々に人を警戒するようになり、なかなか姿をさらさなくなりました。
そんな中見られたのが、なんとミヤマホオジロ。
対馬や広島で繁殖が確認されているようですが、福岡ではどうなのでしょう。今回少なくとも2羽の囀りは聞こえましたが…。
 
前原も室見川のアオバズクも♂が見張り場所に立っていますので、抱卵が始まったものと思われます。巣立ちまで約1ヶ月。無事巣立って欲しいものです。

お母さんホオジロ。ちょっと慎ましやかでした。

何とも可愛いホオジロ幼鳥。