室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第22号
2004年5月30日発行
発行:室見川の野鳥

梅雨入りです!室見川でコチドリの繁殖を確認!

卵を抱こうとしているコチドリ。
良い天気が続いた福岡も週末に梅雨入りしました。鳥の姿は少ないですが、今週は早朝何度か室見川を見て回ることができました。
 
4月になってから長男が北九州まで通うようになり、お弁当がいるので、私が作る為に4時半過ぎに起きるようになりました。
ですので、長男が家を出る5時半過ぎには暇になるのですが、眠くて…。また、7時には次男を起こさなくてならないので、そう遠くにも行けずで、再度寝たり、新聞読んだりしていました。このところやっと体も慣れて来て、日の出も早くなりましたので、近くの室見川を見て回ることに。
といっても、鳥の少ない季節なので、何か珍しい鳥に出会うような、わくわくワクワクする事はありません。
こんな時の楽しみ方は、いつもの鳥をじっくり見て、その生態を理解するということではないでしょうか。

室見川で可愛さを振りまいているマガモ(交雑種?)の雛。

例えば、オオヨシキリの縄張り分布図の作成とか、イワツバメの集団営巣地にヒメアマツバメの巣が混じっていないかとか…。
で今回思ったのが、近くの室見川で繁殖しているバンやカイツブリ等の繁殖観察ができないかと言うこと。しかし、これまで近くの河畔でそれらの繁殖巣を見付けたことがありませんでした。
で、今回やっとのことでコチドリの繁殖巣を見つけることができました。シギチ好きの私としてはタマシギの抱卵巣に続いて2回目の巣の発見です。
3個の小石に似た卵が石の多い河原のくぼみに産み付けられていました。それにしても、人が多く入る河原。踏みつぶされなければ良いのですが…。
できたら、孵化したコチドリの雛を見てみたいものだと思っています。

室見川はオオヨシキリの天下です。

コゲラがサクランボを食べていたけれど、食べにくそうだった。

室見川ではマガモ(アイガモやアヒルとの交雑があるのかもしれない)の雛が孵っていて、川面を母親の後から賑やかについて廻る姿が見られます。それにツバメが巣材を運んでいる姿が見られましたが、又新しい巣を築くのでしょうか。
上流ではヤマセミも巣立ったようですし、最上流ではやっとミソサザイの囀りを聞くことができました。それにしても今年はヤブサメの声を多くの場所で聞きます。是非写真に納めてみたいものです。
 
アオバズクですが、前原市のS通りに続いて、S神社にもやってきました。室見川の方はH神社に来ていた個体は、途中姿を消していましたが、週末には又見られています。室見駅近くのS神社は1度確認に行きましたが、未だ来ていないようでした。
アオバズクの観察記録は別途まとめたいと思っています。

このところ毎年繁殖している前原市S神社にもアオバズクがやってきました。