室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第21号
2004年5月23日発行
発行:室見川の野鳥

今週はフクロウ三昧!アオバズクも。えっ!ヤマショウビン!

巣立ったフクロウの雛。
室見川の山に若葉が茂り、山は山登りの人がいっぱい。キビタキ、オオルリ、ヤブサメ、ソウシチョウが餌を運ぶ姿が見られました。ホトトギスの鳴き声も。若葉の頃、青葉の頃と言うことでアオバズクもやってきました。そして、あっと驚くヤマショウビン。
 
今週はフクロウウィークにしようと思っていました。フクロウの巣立ちの話があり、見に行きました。今までフクロウは冬に阿蘇で遠くの枝に止まっているところを見ただけだったので、その大きさにまずは吃驚。ハシボソガラスと同大ですが、横に大きいので、カラスが小さく見えます。そのカラスを捕まえるらしく、木の下にはバラバラになったカラスの死骸。おお、凄い。
でも、巣立ったフクロウの雛は白っぽい幼羽に包まれて、ほわっとしていて可愛かったです。雛の可愛さはどんな鳥でも同じですね。

こちらが親。

ということで、室見川などではアオバズク探しを行いました。前原市の栴檀通りと、室見川のH神社では1羽が見られました。雄だけなのでしょうか?両方とも昨年は繁殖に至っていませんので、今年は是非どちらも繁殖成功してもらいたいものです。7月にはフクロウ同様の巣立ち雛が見たいものです。
 
そんな朝、室見川でヤマショウビンの報が入ってきました。発見したちゃぼさんの興奮した声で、あっ、今飛んだ〜!
急いで駆けつけても当然いるわけではなく、帰るちゃぼさんと分かれて、再度同じ場所に来るのを待つのみ。
しかし、当然現れず、車で周囲を探しながら、何度か最初の場所へ戻ってみましたが、やっぱりダメ。で、最後にまだ行っていないこの場所に寄ってから帰ろうとしたら、なにやら撮影中のカメラマンの姿。

M中氏提供の室見川のヤマショウビン

室見川のアオバズク。

丁度飛んだところで、そろりと近づき「何撮られてるんですか?」と問うと、「ヤマショウビンです!」どか〜ん!上の写真がその時M中さんが撮られていた写真。彼は偶然見つけたということで、スペシャルラッキーマン。私は朝から探し求めてみられなかったドツボ男となりました。
結局それが最後の目撃情報で、それ以降室見川では見つかっていません。室見川河畔も田植え時期で、農作業の車が頻繁に通ります。離合できない狭い道も多く、むやみやたらに探すとトラブルが発生しそうということで、情報の制御をさせていただきました。
ヤマショウビンはいなくても、アオゲラが初めて撮れたり、オオルリを二日続けて撮れたりと、山はそこそこ楽しかったです。でもミソサザイを全然見つけることができなかったです。ヤブサメの姿を見たのは御池で巣立ちを見た時以来でした。

前原市のアオバズク。