室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第19号
2004年5月9日発行
発行:室見川の野鳥

GWは阿蘇でコジュリン!シギチを求めて多々良川へ!

唄っている阿蘇のコジュリン♂。
GW後半は家族で阿蘇へ1泊温泉旅行へ行って来ました。どんたく期間中は雨が付き物と言うことで、天候は諦めていましたが、4日は降ったものの5日は良い天気。初めて晴天下でコジュリンを見ることができました。
 
昨年2度行って2度とも雨という阿蘇のコジュリンポイントは、まだ季節が早いのか、コヨシキリやカッコウの姿が見られませんでした。
そのかわり帰りにケアシノスリが見られて吃驚!またしてもシャッターチャンスを逃してしまって、残念無念でした。コジュリンは既に囀っていましたが、♂の頭はまだ完全には黒くなかったです。朝食を取りに宿へ戻ると、I橋さんから南公園でサンコウチョウが出たとのこと。うううう…、ここは阿蘇なので、行けません…残念。夏鳥達も雨上がりの5日は良く出たようでした。こういう時にコピーロボットがあれば良かったんですが…。

今年やっと見られたコシャクシギ。

今津のシギチは今週も何故か水田や蓮田には出ず、数も多くない感じです。それでも、コシャクシギをやっと見ることができましたし、セイタカシギ2、アカアシシギ、ツバメチドリなどそこそこ面白いものを見ることができました。この雨で数が増えていることを祈っているのですが、どうなることでしょう。
ところで、今津は少な目なシギチなのですが、東の多々良川の方では凄い数のトウネン、ハマシギの話が聞こえてきます。今津では1度しか見たことがないキョウジョシギやコアジサシも見られるようです。ということで今日干潟の出ている早朝に行ってみました。6時過ぎの多々良川は雨上がりのどんより雲で暗かったのですが、いますねトウネンとハマシギ。トウネンがこんなに群れているとこを久し振りに見ました。谷津干潟以来です。数百という単位でしょうね。ハマシギの方はもっといるみたい。シロチドリは20+くらいかな?

ツバメチドリは今年良く見つけます。

名島のキョウジョシギ。

ヘラサギ1とクロツラ14+が合流点のところで寝ていました。今津とは全く環境が違い、周辺は住宅街なので、和白に似ているのですが、和白より面白いかも?
午前中は逆光になるので、午後からが良いのかもしれません。あとは、キアシシギ、チュウシャクシギ、コアジサシ。
その後河口へ下り、磯のシギチを。思った通りキョウジョシギが10。福岡で見るのは久し振りです。少し陽が射した瞬間に写真を撮ることができました。キョウジョ以外にもキアシシギやチュウシャクシギ、コチドリにトウネン。結構近くで見られて面白いポイントでしたが、打ち上げられたアオサの他にもゴミが多くて…。
沖の方ではオレンジ色の浮遊物(ブイじゃないし…、一番下の写真参照)の上に1羽のコアジサシが止まっていて、これは全然動かない。他に5+のコアジサシが鳴きながら飛び交い、ダイブを繰り返していました。

そして、銜えた魚を持って、止まったままのコアジサシの元へ。求愛給仕をやっているらしく、魚を持っていっても見向きもされない個体がいる。その逆に続けて2羽から魚をもらったりしていた。まだ、伴侶を絞り込んでいる最中なのかな?風と波が出てきてまともに観察できなくなって帰ることにしたのですが、天気の良い時に又見に行こうと考えています。
 
土曜日には、鹿児島からattoさんご一家が来福。丁度キレンジャクが自宅近くにまだいたので、今津へ向かっていたattoさんを急遽電話で呼びました。その時は4羽だったのですが、今日は12羽もいました。まだ結構残っているようです。サクランボ等の実がなくなってから、北へ帰っていくのでしょうかね?

サクランボを狙っているキレンジャク。

魚を受け取った♀と、やったぜとばかりに翼を広げる♂のコアジサシ。