室 見 川 の 野 鳥 ニ ュ ー ス
室見川の野鳥ニュース
週刊 第4巻第18号
2004年5月2日発行
発行:室見川の野鳥

今津などではシギチが増えてきました!渡りの最盛期? 

コアオアシシギとウズラシギ(手前)。
今津では干潟を中心にシギチの数が増えています。早稲の田圃も田植えが始まり、淡水系もぼちぼちです。ということで、今週はずっとシギチを追っていました。
 
チュウシャクシギが干潟に60+見られた日があり、本格的なシギチの渡りを感じさせましたが、今年は雨が少ないせいか、田圃にはシギチが少なくて、近くで見られないのが残念。27日には一つの田圃にアオアシギ30+、タカブシギ10+、ソリハシシギ8、オグロシギ夏羽3が入っているところがあったのですが、翌日からは空。すぐに抜けたのか、それとも干潟などに分散移動したのか分かりませんが、なんか居着いてくれない気がします。
同日にキリアイ夏羽も干潟で見ましたが、その後何処へ行ったのやらです。昨年は水処理場用地にずっと水が溜まっており、渡りの季節はずっとそこでシギチが見られていました

今年はヒバリシギは少ないのでは?

今年は水処理場用地に水が少ないためか、4月初旬に少しシギチの姿が見られた他は、さっぱりです。従って干潟で見られているトウネンも夏羽になって綺麗なのですが、満潮時に何処へ行っているのか分かりません。ヒバリシギも1羽しか見ていないし、淡水系小型シギチが少ない気がします。でも、夏羽になったサルハマシギが2羽も見られたのは私にとっては初めてでした。といってもサルハマシギを見るのは本当に久し振りで、嬉しいのですが…。
というのは、ずっと使っていたデジカメ(Cool Pix990)の電池ボックスが再び壊れてしまったのです。昨年の同じ時期に壊れて修理をしたのですが…。ということで、急遽4500を使用しています。しかし、目も悪いせいか、なかなかピントの山が掴めず、情けない絵ばかり撮っています。もう、気分は最低です。シャッターチャンスを自らぶち壊しているようなもんですから。

サルハマシギ夏羽。

アカアシシギ夏羽。

機材の更新に疎い私ですが、さすがに現状はたまりません。連休明けに眼科で処方してもらって眼鏡を作り替える予定。一つは近くを見る普段生活用眼鏡。そしてもう一つは現在使っているような、自動車運転用の遠くを見る眼鏡です。ちゃんと見えていないとどんな機材も宝の道具されですからね。
今はピント合わせだけは眼鏡を外してやらないと後ピンになってしまいます。従って、動き回るシギチにピントを会わせるのは至難の業です。眼鏡を外すと何処にいるのやら霧の彼方ですから、まったくトホホです。
今津の鳥の話に戻りますが、オオジシギと思われる個体が見られ、マミジロツメナガセキレイが見られました。マミジロツメナガセキレイは西表島で見た以来で、是非きちんと撮りたいと思っていたんですが、姿を見せても田圃1枚先で陽炎の彼方でした。なかなか思ったようにはいきません。

ツリスガラの群れやコホオアカの群れも今津を通過したようです。あれだけいたタヒバリ、ムネアカタヒバリももう姿を見ません。ホオジロ類も同様で、ツグミも少数です。確実に季節は進んでいます。
それなのに、自宅周辺ではまだレンジャク類が姿を見せています。殆どがキレンジャクですが、ヒも混じっています。何ででしょうね?今年は。赤く実ったサクランボを銜えて飛ぶ姿は滑稽でもあります。
 
連休後半は一泊で家族と阿蘇へ行って来ます。天気に恵まれないようですが、山の鳥を探してみようかと思っています。

オオジシギと思われる個体。

セイタカシギ♀(左)と今年も出てくれたカラシラサギ(右)。